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第24回セッションログ

 After the Rasputin-must-die...


ラスプーチンを倒したPT一行。
その後Hutに戻ると、前回出てきた部屋の2階の暖炉が通行可能になっていた。
そこを抜けると…?

 Hutの異空間内、温かい池


出てきた空間は峡谷の谷底っぽい雰囲気だが、全体的に霧がかかっており視界は悪い。頭上にも霧が立ち込め、本当に峡谷なのか、天井がある洞窟なのかも判然としない。


北東から滝の音が聞こえる。Nassが単独偵察に行くと、右手には大きな池がある。ぐるりと偵察してもクリーチャーの気配はない。あちこちに、それこそ池の中にまでもナナカマドの木が生えている。


分かれ道は何もなさそうなので全員で池に向かい、水面を飛んでみると、やがて巨大な滝が見える。
池の水は摂氏32度程度で暖かく、流れ落ちる滝の水はさらに熱い。
そして南の水中から生えている木は恐ろしく大きく、自然に育つならウン万年単位経っているであろう。


マトリョーシカを持ったHelveticaが木に近づくと、幹から女性っぽいLargeの人影があらわれ(恐らくTree Stride)、ロシア語で挨拶してくる。通じにくいと察すると向こうはTonguesを使ってくる。
コミュ力が高いその女はVigliv、バーバヤガの師匠(Mentor)を名乗る。DianaはKnowledgeを通し、FeyのNornであると見抜く。


 Vigliv「ここはHutの根源、Grandmother’s Cauldron」
 Vigliv「私はバーバヤガの師匠だが、今は彼女のほうが力は強大だし、私はそれほど彼女を助けたいというモチベーションはない。もし君たちが助けたいのなら手助けはするよ」
 Vigliv「ここはバーバヤガの根源であり、彼女がしてきたこと・することのEssenceが詰まっている。それをバーバヤガに戻せれば封印を解くことができるだろう」
 Nass「具体的には?」
 Vigliv「バーバヤガの本質のエレメントを探すのだ。Fate、Power、Death、Life、Bloodの5つ。彼女の故郷ロシアにあるかもしれないし、過去や未来にあるかもしれない。それらを集めてマトリョーシカの封印を解くのだ」
 Nass「どこを探せばいい?」
 Vigliv「最初のステップは私が導こう。君たちの探索行はいま始まるのだ」


そうViglivが言い放つと、彼女は木に引っ込み、そしてすぐにPTの足元の水面から巨大な影が現れる。HugeのFuryな水牛めいたモンスター。とても臭く、Sputnikaは10ラウンドSickenedになり早速ContingencyのCleanseが発動してしまう。
カトブレパス(特殊な個体)。Arlの必殺Icy Prisonは不発。カトブレパスは毒のブレスを吹き、失敗するとConが減る。Kirsikkaの拳とHelveticaの+5剣が炸裂し相手は2ラウンドも保たずに倒れるが、毒の威力が高く、解毒までのセーブ数も多くPTは以後10ラウンド近くにわたってのたうち回るハメに。
とりあえず死者なしで毒を克服すると、金の糸を持ったViglivが再度現れる。


 Vigliv「この糸がバーバヤガの運命を紡ぐだろう。カトブレパスの血をつけてマトリョーシカに吸収させるのだ」


しかし血は毒を強力に帯びており、糸を浸そうとしたHelveticaは毒を受けそうになるが耐える。
その糸をマトリョーシカに与えると、外殻が割れ、小さいマトリョーシカが中から現れる。そのマトリョーシカから、バーバヤガのウレシイ感情がほとばしり、全員外皮+1された。


 Kirsikka「次は何をすればいい?」
 Vigliv「君たちは最初のテストをパスしたが、まだまだあるよ。次はPowerだ」

 Vigliv「彼女はMortalに力を与え上位存在にしていた。はるか昔にも同じことをしていて、Bremagyrという者に力を与え、ある王国の女王としていたが、いつしかバーバヤガへの畏敬を忘れてしまったため、バーバヤガは彼女の世界を永遠の闇に包んだ。Bremagyrは今はVashliq砦に呪いで縛られ、このHut空間にてShadow of the Queenとして存在し続けている」
 Vigliv「彼女から力を取り戻すのだ。詳しいことはそこのバーバヤガから聞くのだ」
 Vigliv「Drakeの渓谷を見つけ、そこから失われし砦にたどり着ける。Powerを見つけたらまたここに来るのだ」


別れる前にちょっとした質問タイム。


 Diana「なんでここの水は熱いの?」
 Vigliv「なんでだろう? この地形はもとはロシアにあったものだよ」
 Sputnika「彼女が解放されたらあなたはどうしたい?」
 Vigliv「特には…」


Viglivはバーバヤガについては中立であり、我々が解放後のバーバヤガを殴ろうとしても協力はしてくれないようだ。


  Hutの異空間内、北西の峡谷


北西に向かい行軍を続けると、3時間後、崖にぶち当たる。


飛び石めいて平坦な地形があるため、さらに奥に進むにはClimbを通すか飛行手段を得る必要があった(しかしAirwalkは切れている)。
手段を選択する前に、NassがAir Elementalに変わってマトリョーシカの示す北東に偵察に行く。しかし途中でワイバーンめいた翼竜の群れ(Rift Drake*10)に見つかってしまい、トレインしながら戻ってくるハメに。
Nassの帰りを待っていたPTだが、そこに上空から酸ブレス6発が撃ち込まれ、HPが半減、なおかつSaveを落とすとSlowを被ってしまう。さらにDrakeはSpeed Surgeなどと叫んでSwiftでMoveしてくる。ToHitが低いのが救いだが打点は高い。
負けじとArlも範囲火力を連発し、Drakeの数を削っていくが、総ダメージ量はこちらの被る量が高く回復量が足らず、Helveticaは倒れる。最終的には押し勝つ。


回復もそこそこに、飛行呪文が効いているうちに対岸に向かうが、途中でNassはキラッとひかるものを断崖に見つけた。+2 Arrow Catching Steel Small Shieldだった。盾を持って前衛に立てるのはKirsikkaくらいであった。


  Vortex渦巻く異空間


崖を越えて向こうに行くと、トンネルがある。
そこをくぐると、向こうには右手に謎のVortexが渦巻く崖っぷちに突き当たる。
崖をつたって行く先には砦めいた建造物も見える。先程までの空間に立ち込めていた霧はなく、視界は開けているが、右手のVortexに近づいたらろくなことが起こりそうではない。


そして、砦よりもはるか手前にはテントめいたものが。
皆で近づくと、そのテントはなかなかに豪華。銀色の煙が上がっていて、お香めいた不思議な匂い。
Nassがテントの中を覗くと、中には何人かの女性が、偉そうな角つきの男性にかしずいている。Nassが挨拶すると、偉そうな男(Mametqul)はテレパシーで「何の用かな?」と応えた。


 Nass「影の女王(Bremagyr)に用があるのだが」
 Mametqul「我々はBremagyrを見守っている。奴はいつしかバーバヤガへの畏敬を失ったため、バーバヤガは罰を与え、我々は彼女を見守る任を得た」
 Nass「ウチらは奴をぶっ殺したい!」
 Mametqul「我々は見守るだけ。君たちが力を得たいのであれば、砦で彼女をデストローイし、冠を取ってくること」


 Kirsikka「彼女の手勢は?」
 Mametqul「DemonやUndeadを呼ぶのが得意だった」
 Nass「あの砦の材質は?」
 Mametqul「石じゃないかな?」


呪文は尽きかけ。休んだほうが良さそうなのでその旨を打診すると、Mametqulのテントを貸してもらえそうである。しかしDianaが識別するとこのMametqulはN-EのOutsiderでちょっと怖さがある。
また、バーバヤガは焦ってるっぽいので、へたに足を止めると怒られる可能性もある。とりあえず行けるとこまで行ってみることに。


先に進むと、砦までの道のりの半分ほどででっかいクリーチャーに見つかった。Nightwing、Devourer*2。
HugeのNightwingはCombat Reflexを持っている上に一撃が重く、さらにそこにVital Strikeまで持っているため、接敵を試みたHelveticaは1ラウンド目の攻撃であえなく倒れる。しかしSputnikaのReach Healのサポートが厚く、ArlのFireballの弾幕でしっかりと削れたため、強烈なVital Strikeも3発ほど奮っただけでNightwingは倒れる。
そして前衛はDeath Wardに護られているためDevourerは役立たずとなり、戦闘終了。


  Bremagyrの砦へ


砦への侵入は今のリソースでは難しそうだが、砦までの道のりはクリアにしておきたいのでとりあえずそこまでは行く。
砦を囲う城壁までたどり着く。門外には誰もいないように見えるが、NassがAir Elementalに化けて空から砦内を見ようとしたところ、城壁の裏に隠れていたUndeadの弓兵に矢を射掛けられる。NassはParalyzeしてしまい墜落、落下ダメージもあって気絶。
Kirsikkaは先程得た矢寄せの盾を構え、Nassをかばいに回る。
SputnikaのHealで治ったNassは霧を張り、とりあえず安心するも、今度は後衛のDianaが狙われ始め、先んじて矢面に立ったHelveticaは敵の叫び攻撃によって麻痺ってしまいそのまま矢ぶすまになり気絶。戦場が広がり、各前衛が孤立状態になりがちなちょっとヤバイ雰囲気に。
Nassは適宜霧を張って後衛や倒れた人から矢を逸しつつ、ArlはFlybyでFirefallを放つが、巻き込まれたDianaは盲目になってしまう(Sputnikaは盲目になってもほぼ関係ない)。
徐々に敵が各個撃破され、さらにPT側全員が霧に包まれた状態になると、敵は霧からFlybyしているArlに狙いを定めて接敵する。しかしそこに自分だけSelectiveで除外したFireballが炸裂し、敵勢は瓦解。


さすがに今のリソースで侵入は無理。そのままMametqulのテントまで撤退する。
過去に(3体の巨像の中で)キャンプを取るときは毎晩悪夢を見せられていたトラウマのある一行。Mametqulを全幅に信じているわけではないが、世界全体にDimensional Lockがかかっているようでキャンプ呪文は使えないため、そのまま寝ることに。
結局夜は何も起こらず、ふたたび砦へ。


砦の外に戦力補充はなさそうなので、城壁を飛び越えて内部へ。
巨大な入り口を抜けると、玄関を経て広いエントリーホール。壁には彫り物、天井には飾り窓があしらわれていたが、今は割れていて、床に散らばっていて危ない。中央には死体がうずたかく積まれた混合体があり、PTの侵入に反応して動き始めた。加えてホールのテラスには例の弓兵が待ち構えている。


Nassは新たにレパートリーに入れてきたSunbeamを開幕で唱え、死体の塊はSaveを1で落とし盲目になるが、Lifesense持っている模様。
弓兵に対処するべくFicklewindを掛けるために一度玄関に集まって戸を閉めるが、再び開けると扉の眼前でReadyしていた弓兵3人が一斉に叫び、半数以上が麻痺してしまう。
死体の塊は麻痺したHelveticaを殴り、大ダメージに加えエナジードレイン。続くターンでNassがEarth Elemental化して壁を抜け、弓兵全員を巻き込むようにSunbeam、盲目化した弓兵は戦力外通告となってしまう。
死体の塊はKirsikkaにもエナジードレインを撒くも、所詮は太いだけの塊1体、6人のダメージ量を負いきれずに破壊される。
死体の山の中から、Absorbing Shieldを拾った。


ホールの奥には扉が2つ。そこそこ広そうだ。
というわけでNassはEarth Elemental形態となって得意の土遁+X-Ray偵察に出発。砦の構造を把握するなかで、さらに隠し部屋のお宝部屋まで見つけてしまう。探している王冠はなかったものの、ありがたく漁って帰ることに。


  • 金の延べ棒(200G)*80
  • 貴重品箱 70G
    • の中に、Pot of Displacement, Fly, Good Hope, Haste, Heroism, Nondetection
  • プラチナ宝石入れ 2000G
    • の中に、Ring of Mind Shielding
  • シルク 50G
    • の中に、Cha+3の本
  • 宝石 5200G
  • 赤い宝石と金ベースのすごく良いネックレス(Nass着用)
    • 身体が腐り始め、NassはDex, Con, Chaが1ドレインされた
  • Spell Resistance Half Plate +1

ストレートにボスに行けば2戦闘、寄り道すればもっとあるかも。
果たしてBremagyrは何者なのだろうか…?

 ロールパンポイント