※今回、Nassの中の人がお休みのため、Nassは風邪をひいたという扱いでシーン登場はありません。後ろをついてきてシーフ的作業を淡々とこなすのみ。   !!冬支度 Heldrenの南の森が唐突に局地的な冬に襲われたインシデント。 謎を解明すべく森に分け入り、ロッジで悪そうなやつを討伐したが、そのロッジはインシデントの中心でもなんでもなく、さらに奥に原因がありそうな感じであった。 というわけで一度Heldrenに戻り、イオニアさんの協力を経て村の家々からなけなしの防寒具を出していただき、出来る限りの冬装備をして再度森へ向かうことになった。 森の中心部への地図はあるが、暖をとれるロッジで一晩休憩したとしても、中心部に向かう過程のどこかで野宿をせねばならない様子…。   一度踏破した道、難なくロッジまでは着く。ここで休憩。 休む間、SputnikaとDianaは協力して、木材から即席のスキーを作るべく奮闘。しかしSputnikaはエイドに失敗。一応できた気はする…。うまくできていれば、Skiは雪上移動の助けになるはず。一人分だけど。   スキー作りの間、Kirsikka、Helvetica、風邪ひきNassは先に続く橋まで偵察に行く。Helveticaが凍った橋を渡ろうとすると、川から小悪魔めいた影が飛び出す。Ice MephitのIzoze。 Izozeは開幕ブレスを吹くも2点しか出せず。Helveticaは弓を射掛けるも、DRがあるっぽい。Crossbowに弾を込めていたKirsikkaに、敵は3本束ねのマジックミサイルを撃ちこみ、一気に瀕死。さらにHelveticaにChill Metalをかける。Dianaが2回にわたりArcane ReservoirからColor Sprayを吹くも敵はSaveで耐える。ラウンドが進み、Helveticaは寒さ本番となったChill Metalで倒れる。Dianaは三度目の正直でSprayを通し、そこにMagic Weaponを得たHelveticaとKirsikkaの矢弾をうけて討伐。 これにより、全員がLv2にレベルアップ。   !!イリセンの影 ロッジで一晩休み、次の日は橋を渡って森の奥にむけて進軍。淡々とエンカウンターをこなす。   突然目の前に3つの人影。Frost Skeleton(前回のボスのお付で出てきた奴)が3体。 Kirsikkaが囲まれるが、盾を構えDodgeを得たKirsikkaには当たらず、新技Flurryが2HITしたのもあり普通に討伐。   雪に埋もれたハンターの死体と、動物と戦ったような形跡を見つける。Dianaは、これがGiant Weaselの噛み痕・爪痕と見抜く。Snowshoes(かんじき)を見つけたのでありがたく頂戴する。 防寒着があっても、この辺から寒さによりFatigueになる者が出てくる。   歩いて行くと、モミの木が動いて襲ってくる! 不意打ちで殴られたSputnikaとArlは、Sticky Resin(ヤニ)なるものを塗りつけられ、攻撃や集中にペナルティを被る。殴ったり殴られたりで女性PTの大半がベトベト地獄。倒せたもののヤニは残ったので、たいまつで焼いてパリパリにして落とす。   さらに進むと、動物の血の痕がある。ハンターのジャーナルから罠の存在は察知していたのでNassが解除。   さらに進むと、巨大な氷塊が無数に落ちた広場に出る。奥には、足のような木の幹の上に小屋が立っている。 氷塊エリアに踏み入ると、泣いている女の子の幻影が次々と出てきてしゃべる。   「ごめんなさい、私をいじめないで。そんなつもりでNazhena様の名前を呼んだんじゃないの」 「こんなところに居たくない。お母さんに逢いたい」 「(縛られている)そんな汚いお人形なんて嫌!おうちに返して!」   ''(Sputnikaがさわろうとすると)'' 「(Sputnikaを見ながら)帰らなきゃ。あなたも見つかる前に帰ったほうがいいわ」 ''(誰に見つかってはいけないのか)'' 「Nazhena様に決まってるじゃない」 ''(Nazhena様がここに来ているのか)'' 「えっ? あなた達のほうがNazhena様の場所に来たんじゃない」   次の質問で幻影はふっと消える。   為す術ないので小屋に近づく。 北国出身の者は、その小屋の様子はIrrisenの国旗の意匠そのものであると察知。とはいえプレイヤー知識なので詳しいことはわからず。小屋の中には磁器製の人形が縛り付けられている。 意を決して小屋に侵入し、Arlが人形を取り上げるも、とくに反応はなし。持って帰って調べることにする。   奥の道を行こうとすると、新雪の上に模様が描かれており、中には共通語の文章もある。 「冬に呑まれる前に引き返せ」&爆発(Glyph of Warding)。まぁそうなりますよね。   夜も近づいてきたが、さきほどの小屋をキャンプ地にすると決めて少しだけ進む。 谷のような地形で風が吹きすさび、視界も悪い。そしていきなりGiant Weaselとの戦闘。 Bear Trapのせいか、脚を怪我している。こちらも手傷は負うがなんとか倒し、肉を得る。   先の小屋に戻り、そこでキャンプを張る。入り口に戸はないため、Sputnikaの提案で、開放された小屋の入り口に雪を積み、北風を防ぐ。とはいえロッジと比べれば格段に寒い……そのうえ不気味だ。   2直(Kirsikkaのみ起床)の時間、Arlの荷物から先ほどの磁器人形がゴソゴソと這い出てくる。そして懐からダガーを取り出し……。 気づいたKirsikkaが組み付こうとするも失敗し、人形はFrost Fallという呪文を唱え、部屋を霜まみれにする。続くターンで組み付きに成功し、ダガーで刺されると麻痺しそうになるが耐える。さらにPinして行動を封じようとする(Ear-Piercing Scream(以下EPS)はV呪文なので普通に使えたが、朦朧は避けた)。続くターンで縛り上げを行なったので、戦闘を若干継続しながらもお人形さんと会話を試みる。   ''(お前は誰だ)'' 「私はIrrisenを守るGuardian Dollだ」 ''(おいおいここはTaldorだぞ)'' 「ふん、いずれIrrisenの支配下になるんだ!」   呪いの人形ということもあり、和解や解呪は難しそうなので、最終的にはArlが元の鞄に詰め込んで振り回し、人形は粉々になる。 大きめのサファイアと、Irriseni Mirror Sightという呪文のFocusとなっているらしい鏡が見つかる。鏡は割っておく。しかし我々の面はIrrisenの連中に知られてしまったと考えられる。   !!恐怖の恐怖呪文 寒さで疲労が取れないながらも翌朝さらに進軍し、とうとう森の中心部とおぼしき箇所に到着。 イグルーがいくつか、雪の上の足あとは大きくてサベージ。そして奥には、無数の逆さ氷柱に囲まれた冷気の渦……つまりポータルが見える。   例のEPS妖精が巡回しており、普通に見つかって戦闘開始。早々にこちらがObscuring Mistをかけたので、妖精はボスを呼ぶ。 出てきたボスは植物に絡まれたFrost-moss TrollのTeb君。その身体ゆえ普通のTroll以上に火に弱く、火を見るだけでブルってしまうらしい。そのため、妖精は服を燃やしながら火を放つという噂のArlに集中してEPSを放ち、ロックをかける。 さらに妖精の親玉めいた奴(Hommelstaub)がCause Fearを決め、KirsikkaとHelveticaはFrightenになってしまう。SputnikaはSun MetalでKirsikkaの手を燃え上がらせるが、そのせいでSputnikaも火を使うものとして狙われてしまう。   HommelstaubはOracleとかいうクソ生物なのでCause Fearを何発も撃ち、前衛を完全にロックし、相当な距離まで逃げてしまったHelveticaにさえ追加のFearをくれてやるほどの執拗さ。 そのままTeb君の怪力や妖精のEPSに押されながらジリ貧となり、2回めのMistで遠隔攻撃を防ぎながら戦線を再構築しようとするが、その中でArlの持っていたスクロールからのSleepが決まり、昏睡したTrollにKirsikkaが素手のCoup de Graceを決める。Trollといえどこのセーブを落とせば死ぬ。霧の中からボスの断末魔が響き、ヒャッハー状態から一気に劣勢に立たされた妖精はポータルに消えてしまった。   たっぷりボス部屋のお宝を漁ったあと、ポータルを見る。10ft半径の冷気の筒が吹き出ている。 調べていると、黒い馬に乗り、バイキングめいた兜を被った男がポータルの中から現れる。その背中には氷の刃が無数に刺さっており、倒れて馬から落ちると馬は消える。   「お前たちは誰だ……'''エルヴァナ'''の手先ではないのか」 ''(SputnikaがCureするが、効かない)'' 「これは呪いによる攻撃だから癒せない。私はもう長くないだろう」   「私は'''バーバ・ヤガ'''に仕えるMidnight Knightのひとり。しかしバーバ・ヤガはエルヴァナの手に落ち、世界を冬に閉ざそうとしている。私は反抗したが敗走した」 ''(エルヴァナとは)'' 「今のIrrisenの女王である。交代を拒み、バーバ・ヤガに反旗を翻した」 ''(ポータルを止める方法は)'' 「エルヴァナが世界各地に出している。ポータルの向こうに'''Pale Tower'''があって制御している。それの制御を奪えば、対応するポータルを止めることができる。冬の進行を止めたくば、バーバ・ヤガを助けてエルヴァナをやっつけてくれ」 ''(他の騎士は)'' 「もう殺されてる」   ''(バーバ・ヤガを助ける具体的な方策は)'' 「バーバ・ヤガ様は普段'''Dancing Hut'''といわれるパワフルなアーティファクトに住んでいる。『鍵』さえあればいろんな場所に行けるため、それを探すことでバーバ・ヤガに接触できるだろう。Hutはいまはエルヴァナの手に落ちて、IrrisenのWhite Throneにある。」 「私は鍵を2つもっているが、Hutの使用を阻害するために用い、それによって鍵はDeactivatedされてしまった。私はもう死ぬので、命運は君たちに託そう。いいね?」   鍵といってもキーアイテムみたいなもの。1つはFrost Giant's Beard、1つはPlague Doctor's Mask。    「命を賭して鍵を再び有効化する。君たちはまずポータルをくぐってIrrisenに行き、Towerを攻略してポータルを無効化。そしてHutを探し出して手にする。しかるのちに鍵を用いてさまざまな地に赴き、バーバ・ヤガを探し出し、助けてくれ」 「もう一つ、この外套をやろう(外套はキラキラになって消えた)。バーバ・ヤガの祝福を与えた。バーバ・ヤガの張った防御呪文を、君たちは通り抜けられるようになる。あとついでにHighestでない能力値が永久に2上がる(Wish相当)」 「ただし忘れるな、これは魔女の祝福である。君たちはたとえ死のうともバーバ・ヤガを助けねばならない」   男は自分の首を切り、血を鍵に浴びせると鍵が有効化され、男は灰になって消えた。   ボス部屋で一晩休み、街で装備を整え直すべく、翌日は強行軍でロッジにまで向かおうとする。 しかし、ロッジで一晩を明かすとなぜかめちゃくちゃ体調が悪い(全アビリティ-6)。ポータルに戻ると回復した。これがバーバ・ヤガの祝福(呪い)のようである。 !!イリセン突入 意を決してポータルをくぐる。そこは雪国であった……Irrisenなのだろうか? これまでにもまして寒く、華氏で0度を下回るレベル。 遠くに街の光が見えるので、凍えながらもそこを目指す。やべーと思ったその時、犬ぞりを率いたキャラバンが視界に入る。 「ちょっと街まで連れてって欲しいんですが」という問に「助けて!」と返答。巨大カマキリに襲われている! 多めのフルアタックを耐えつつなんとか倒す。   キャラバンの隊長はNadya Petska。   「助けてくれてありがとうございます。ところですごく寒そうなカッコですね?」 ''(ここはどこ)'' 「ここはIrrisenのWaldsbyという街の近くです」   食糧を仕入れるキャラバンだったようだ。防寒着を貸してもらい、街まで連れて行ってもらう。   「私はPale Towerへの貢物を仕入れに出ていたのです」 ''(Pale Towerとは?)'' 「ココらへんを納めているエルヴァナ様の孫娘の一人Nazhenaの住まい。監視が厳しいので、悪口とか言わないほうがいいですよ」   Waldsbyまでは半日の行程。進むと、目の前に青い皮膚の女性(サテュロス?)が現れる。 直前に隠れろとNadyaに言われPTは物陰に隠れるが、Helveticaは隠れず。   青肌「そこの犬ぞり、止まれ!」 青肌「黒い鎧の騎士を見なかったか? あとガイジンさんも探してる」   Helveticaは「傭兵に雇われた」と言い訳。敵は納得したふうを装うが、どうも違う様子。とりあえずやり過ごすが、Helveticaの顔は割れたかも。   Nadya「この辺はああいうWinter Witch配下のFeyがよく居るので、目立たないほうがいいです」 Nadya「ところで黒い騎士って何の話ですか?」 Helvetica「知りませんねぇ(Bluffは低いがNadyaの看破も低い)」   もう少しで村だ!というところで、空に黒い塊が浮いている。鳥の群れだ。 Ravenの群れなので、わずらわしと同時に目を引っ掻いてくる。これによりKirsikkaとDianaが早々にBlindに。敵は狡猾に飛び回りながら次々とBlindにしていくが、動物嫌いマンのNadyaや動けるHelveticaがチマチマとダメージを入れていく。なんとか殴り勝つが、大多数が日単位の盲目状態を負ってしまう。   ようやくWaldsbyの村に到着。なんか街の作りがHeldrenと酷似しているが、雪に覆われている。もしかすると、Pale Towerによる侵略は地形の類似がキーなのかもしれない。 護衛の恩ということで、Nadyaの家に泊めてもらう。Nadyaは子持ち(男子の双子2人、OrmとMjoli)だった。あと世話人のKashka。   子供「ねえ、お姉ちゃんは?」 Nadya「もうちょっと待ってね」   一同、察する。 夫は狩りで亡くなっており、Kirsikkaは遺品の+1 Chainshirtをいただく(誕生日プレゼント)。 一晩休み、Long-term Careにより半数の盲目は癒えるが、前衛のKirsikkaとHelveticaは治らず。   !!Nazhenaの手は早く…… 翌日、目の見える者は外に出て物資の売り買い。 すると、Emilという名の笑顔のオッサンが声をかけてくる。   Emil「君たち余所者かい?」 Arl「旅人です」(Bluff21) Emil「そっかーなるほどー大変だったなー。俺、酒場やってるからウチで一杯やってかない?宿屋もウチだけだよ」   ArlはPTの意向を聞いてから行くよ、とはぐらかす。敵方の密偵だとすると、Nadyaの家に泊まっていることを知られると厄介。尾行に気をつけつつ帰る。   一方、Nadyaの家ではいつの間にかバッグの中の鍵がなくなっている。   Nadya「こら、ハッチ!だめでしょ!」   物陰からDomovoi(Fey)のハッチ君が出てきて、鍵を返してくれる。 ハッチ君はどうやらPale Towerに居たが追い出され、Nadyaの家に居候しているようだ。   さて、夜になると、村の外が騒々しい。   Nadya「ここも家探しされるかも。あなたたち、他のところに隠れたほうがいいんじゃない?」   今後話す機会がないと思い、去り際にDianaはNadyaの娘のことを聞く、するとハッチ君が泣き出す。   ハッチ「わしのせいで……」 Nadya「娘のThoraはNazhena様の悪口を言ってしまい連れて行かれた。Towerに貢物を持って行って、助けてもらおうとしていた。White Witchに狙われている可能性もあるから、この家は危険かもしれない」   娘の容姿を聞き出すと、かつて氷塊の幻影で見た少女と酷似していたため、事情を話す。我々はTaldorのポータルからココに来た。ポータル付近にIrrisenのhutがあって、Guardian Dollがいた。DianaはNadyaが錯乱したときのためにMemory Lapseを準備するが、彼女は落ち着いている。   Nadya「それが本当なら、Pale Towerに真偽を問い質しに行かなければならない」 ''(Pale Towerには我々も目的がある)'' Nadya「では私も手伝います」 ハッチ「Pale Towerはテレポーターでしか昇り降りできない。コマンドワードは私がいくつか知っているぞ(教わる)」   その間にも、外では家探しが行われている。   Nadya「私が捕まれば彼らは帰っていくでしょう。その上であなた方に助けてもらい、娘の仇を討つという手はいかがか」   しかしPTの多数はこの提案に反対、戦うことを選択。 街に無用な騒ぎと不信感を残したくないため、街を離れる。   充分街から離れた林の中で、追手を迎え撃つ体勢。 しかし敵は武装した兵士が10人以上、こちらの前衛2人(Kirsikka、Helvetica)は盲目のままという猛烈に不利な状況。ただ、向こうの人間どもも雪の地形に慣れていないようだ。 Dianaは開幕Dimensional Slideで勇敢に突っ込みつつColor Spray、2人を無力化。さらにボスにEPSを放つも抵抗される。 茂みに陣取ったため敵の弓も当たらないが、ボス格はさすがにボス格、近接攻撃によりDianaは倒れる。Color Sprayに味方をやられた敵はDianaに追い打ちを掛け、ボスに怒られる。「生かして捕らえろって言うたやろが!!」   二刀流レンジャーのNadyaはボスに肉薄するも、続くボスの攻撃でクリティカルし、一撃で倒れる。 復活したDianaのColor Sprayでボスも昏倒し、そこに盲目のKirsikkaがBlind-Fightで殴りかかる。しかしStun5ラウンド中の殴りも組み付きもすべて盲目によるミスチャンスで外してしまう。味方も徐々に倒れて敵に捕縛されていく中、ようやく起き上がったNadyaが斧によるクリティカルを決め、ボスに手傷を与え、最終的にトドメを刺す。烏合の衆となった兵士たちは逃げ去ってしまった。   ボスは、Mental Alertを特定人物に送れる鏡を所持していた。つまり、誰かに「ヤバイ」という警告は飛んでいると考えられる。 とりあえず追手は駆逐するも、依然ここは敵地で、我々の行動も敵に捕捉されている。Pale Tower攻略はなるか…?