トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

第15回セッションログ

 ログポイント

Helvetica 0.5
Nass 0.6
Diana 0.6
Kirsikka 0.1
Sputnika 0.0
Arl 0.0

 内容


偵察


連戦でSpurhorn砦を守り切った翌日,一行はCommander Pharamolに呼び出された.
曰く,敵を退けることはできたがまだ脅威は去っていない,反撃のためにも偵察ができないかということだった.


一行には調査呪文の用意もなかったが,Nassが手を上げた.
何マイルも先であっても変身して飛んでいけば良いらしい.
しかし,ここは異国の地.よく見知った鳥に変身していったりすれば,逆に目立ってしまう.
Nassは一計を案じて,近くを飛ぶ鳥のような生き物に変身し砦を飛び立った.


Nassが空から鳥(?)の目で地上を探すと,敵軍はあっさり見つかった.
BarbarianとDragonkinで構成された混成部隊.どちらも非常にタフなので真正面からぶつかれば苦戦は必至だろう.

夕食確保のために投擲されるBarbarianの槍を避けたりしながら上空を旋回していたNassは、不思議な光景に目を止めた.

トカゲのような不思議な生き物に囲まれて,一人の魔術師らしき人物が儀式をしていた.
魔術師が呪文を唱えると不思議な生き物の姿は煙のように掻き消えた.


不穏な空気を感じ取ったNassは離れた木陰に降りると元の姿に戻り,Tree Strideを唱えた.
Nassの身体が砦付近の木に転送されると同時に魔力が働き,その着地点は捻じ曲げられる.

気が付くと,Nassは思惑通り砦の地下牢に戻っていた.


防衛線


Nassのもたらした情報を元に,砦のメンバーは防衛線を固めることにした.
Nassの見た不思議な生き物の正体はつかめずじまいだったが,方角から考えて北の城壁の防備を固める.
儀式をしている以上,侵攻のタイミングは近いはずだった.


一行が目を凝らして北の空を見つめていると,同じく見張りに立っていた魔術師が声を上げた.
その声は最後まで響くことなく,一行がそちらを見ると,魔術師の身体は石になっていた.


目を上げると何もいなかったはずの上空には(Gazeを使ったことで姿を表した)謎の生き物が.
DianaとChristpherは即座にそれを竜混血のBasilisk,Dracoliskと看破したことで,KirsikkaHelveticaは目を閉じる.


しかし,脅威はDracoliskだけではなかった.Dracoliskに囲まれるように吊り下げられた,棘だらけの異形.
異形は一瞬空中で身をかがめるような仕草を取ると,バネのようにHelveticaに向かって跳躍し,のしかかった.
成す術なく組み伏せられたHelveticaだが,Kirsikkaと共同戦線を張って,異形に着実にダメージを与えていく.
巨大化したNassの一撃が決まると,異形は崩れ落ちた.


Dracoliskたちも当然Gazeと高い肉体能力を駆使して立ちまわるが,Gazeの致命性を理解しきって目を閉じて戦う一行の戦術,
すさまじいArlの火力とDianaの無力化呪文に阻まれて思うように戦えないまま数を減らしていった.


結果,さほどの時間をあけずDracoliskは掃討され,その生き血は絞り出され,石化した犠牲者に振りかけられた.
すると,最初に石化した魔術師の肉体も元の柔らかさを取り戻した.


ひとまずの勝利であったが,休息はなかった.ひときわ大きな悲鳴が響く.


敵の攻勢が始まると同時に砦の外に打って出たShathanが倒れたのだ.
周囲ではロングソードを振りかざして飛び回る6体のDragonkin.
このままではShathanがとどめを刺されるのは時間の問題だった.
城壁から飛び立った一行は救援に入る.


Sputunikaの呪文でShathanを回復しながら敵を分断し,打撃を集中し,倒していく.
恐るべき破壊力を秘めたBescaylieのLance chargeが唸り,下の人のBreath Weaponが吹きつけられるとDragonkinたちは押されていく.
当然DragonkinたちのBreath Weaponも負けずと吹き払われ,甚大な被害をもたらしたが,なんとか一行は勝利をおさめることが出来た.


追撃


戦果報告会はTotalではないもののVictoryに湧いていたが,Commanderは眉間にしわを寄せ,深刻そうな様子で問いかけた.
曰く,


「Mailcinderを討った者はいるか?」


応える者はいない.侵攻軍の指揮官,Mailcinderは途中まで戦闘に参加していたが,敗勢となるとその姿を消した.
一旦退却して再攻勢を狙っているに違いなく,それではこのSpurhorn砦に安寧が訪れることはない.
Pharamolはそれを危惧していたのだった.


一行はChristopherのCommuneでMailcinderの居場所を探索することにした


「本拠地に帰投したか」答えは「否」
「Skyfire Mandateの地にとどまっているか」答えは「然り」
「北もしくは南に逃げたか」答えは「然り」
「北に逃げたか」答えは「然り」
……
……


このようにして居場所を絞り込み,Mailcinderが砦北方の山中を腹心を含む数名の手勢とともに逃げ延びていることが判明した.


それ以上の正確な場所を調べあぐねていると,Pharamolが秘蔵のCrystal Ballを取り出した.
おおまかな位置を絞り込んでいた甲斐もあり,場所の特定に時間はかからなかった.


Teleportで打って出る一行にPharamolは餞別のDragonbane Arrowを渡し,砦の発するTeleport阻害フィールドを
停止させる命令を出すと,一行を送り出した.


次なる戦い


瞬時にTeleport Outしてきた敵勢に,Mailcinderたちは混乱に陥った.
Mailcinderは武人として個の戦闘能力は高く,目の前に立ちふさがるHelveticaこそ打ち倒したが,
戦局を覆すことは出来ず,あっさりと討たれたのであった.


一行はMailcinderの荷物を回収し,Spurhorn砦へと帰投した.
荷物にはDragonlord Iraxからの書簡が含まれており,それによるとSkyfire Mandateへのさらなる侵攻が計画されているらしい.
PharamolはIraxを倒さねばならない,そうでなくてはDrakelandの脅威は去りはしないと言った.


一行もPharamolの双頭の鷲を報酬として貰い受けたとしても,鍵はもう一つ必要であり,Iraxがそれを持っていると目されていた.
ここに一行は利害の一致を見た.


次なる敵はDragonlord Irax.冒険は続く.