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第八話

 前回のあらすじ

村人たちをさらったFaceless Stalker達を追って敵地に乗り込んだオーキッド達一行。
相変わらず殺意の高いワンダリング・エンカウンターに悩まされつつも探索を続け、紆余曲折の末、島中央の河口付近にある古代神殿が敵の本拠地であることを突き止めたのだった。


 4日目:アマズネンの神殿

Flying Berserker

古代のアマズネン神殿に到着して最初に目を引いたのは倒壊している巨大な石像だ。
おそらく長い年月の間に風化して倒れたのだろうが、頭部だけでも40フィートぐらいある。かつてはどれほどの威容を誇ったことだろうか。
驚いているとグレイブを持った男たちが4人近づいてくる。
彼らはここの原住民で、もし難破したのなら助けになろうと言ってくるが、この島には人が住んでいる様子はなかったしいかにも怪しい。
最初っから猜疑心満載のイスカが我々は難破者ではないしほっといてくれというと、あんのじょう正体を現して襲ってきた。

このFaceless StalkerどもはSneak Attackによる高い攻撃力を持つ危険な敵だったが、幸いイスカのSkinking Cloudが効いたので一気に楽勝ムードに。
しかし、そうは問屋が卸さない。
像の上に隠れていたStalker達が5人姿を現してJavelinを投げてきたのだ。
とは言え、JavelinではSneakできず、それほど恐れることはない。Enlarge PersonとFlyをかけてもらったウルバノが飛び立つと一人ずつ切り倒していく。
そこにさらなる援軍が。今度は4人のStalkerが突然アルコーとオーキッドを挟撃する位置に出現する。いったいどうやって隠れてたんだ?
しかし絶好のチャンスに気が焦ったのか意外と攻撃を外し、2人とも生き延びる。
流石に援軍はこれで打ち止めとなり、あとはウルバノが全員真っ二つにしてしまった。

恐るべき番人

台座周辺を調べると地下に降りられそうな階段が2つ見つかる。
その片方を進んでいくと地下はかなり広い。しかしそこかしこに立っている石柱は時間の流れかかなり傷んでいるようだ。
前方を確認するためにDancing Lightを飛ばすと、暗がりに大型の魔獣が隠れていた。Destrachanだ!
Destrachanは得意のDestructive Harmonics をぶちかまし、パーティはかなりのダメージを受ける。更にこの吠え声でもろくなっていた天井の一部が崩れ、床に降り積もる。これでは接近もままならない。
このままでは圧倒的に不利なのでいったん撤退することに。Destrachanはこちらを追ってくることはなく住処の奥に引っ込んでいった。

アルコーのSilenceをかけたウルバノをバリアーにして再度突入。
奥に進んでいくとDestrachanを発見したが、そこに潜んでいたFaceless Stlker達が左右から襲い掛かってくる。
スニークによる大ダメージは恐ろしいが、まずはDestrachanを倒さないとSilenceの呪文が切れてしまう。そうなれば再びDestructive Hermonicsが炸裂するだろう。それはマズイ。
Faceless Stalkerの攻撃にさらされつつもDestrachanに肉薄したウルバノはSilenceのせいで状況が分からずマゴマゴするDestrachanを見事な攻撃で打ち取った。その後、Destrachanを倒されたことに怒ったStalker達と乱戦になったが、これも無事に撃破し勝利したのだった。

この神殿に来た時点でそこそこ消耗していたこともあり、これ以上の探索は厳しいと判断した一行はいったん撤退した。


 5日目:カラクリを味方にせよ

先祖の助言

翌日再び突入する前にイスカが先祖に祈りを捧げていると古代の服を着た人物の幻が4人現れる。
幻の人物たちはそれぞれが「急げ」「水中に宝あり」「虚言に騙されるな」「カラクリを味方にしろ」とつぶやくと消えていった。
おそらくは先祖の霊が助言してくれたのだろう。

まずDestrachanがいたところの横の部屋を調べると宝箱がある。
鍵開けは難しそうだったのでウルバノが殴って壊す。
中には壊れたロッドや書き物が入っていた。ロッドはやっぱり殴った時に壊れたのだろうか。
文書はアズラント時代のものらしく、侵入者に備えてクロックワーク・ソルジャーとクロックワーク・メイジを配備したらしい。クロックワークだとすると現在まで生き残っている可能性もあるな。
その後謎の言葉の羅列があるが、アルコーがComprehend Languageをかけることで解読ができた。
内容はどうやらクロックワーク・ソルジャーに下した命令内容のようで、抵抗しない相手は殺してはいけないとか、アマズネンの信者を攻撃してはいけないなどの制約がかかっているようだ。
ちなみにアマズネンの信者というのはこの神殿で従業員として登録されているもののことらしい。まあ信仰心を量る手段なんてないからな。

It's Mine!!

探索を続けると元倉庫らしき場所が。
ただすでにFaceless Stalkerどもに荒らされたのか大したものは残っていないようだ。すでにすり減って模様も判別できなくなってしまった古いコインが数枚散らばっているだけである。
普段ならマジックアイテムが隠れていないか簡単に探索して立ち去るところだが、今回はなんだか様子が違う。
何故か全員そのさび付いたコインが欲しくてしょうがなくなる。ウルバノだけはどうもこれはおかしいと勘づくも他のものは全員アズラント語で「It's Mine!」と叫ぶと争いを始めた。呪文や武器を使う本気の殺し合いだ。
ウルバノの野生の勘によるとおそらくはホーントの仕業だ。
ちょっと運が悪いとマジで全滅の可能性すらある危険な状態だったが、幸い大事に至る前に全員正気を取り戻した。
そこでとっとと退散すればよかったのだが、ホーントの仕業ならコインを何とかすれば鎮まるのではないかと考えたウルバノはコインを宝箱にしまおうとする。
これは結果的には失敗で、再びホーントに操られたウルバノによってトレーシーが切り倒されることになったが、命はとりとめたので今度こそ逃げることにした。

7色のカビ

更に探索を続けるとかつてのライブラリらしき場所を発見する。しかし資料のほとんどは長い年月で非常に傷んでいる。時間をかけて慎重に調べればいくらかは読めそうではあるが、今はそんなことをしている暇はないだろう。
ただBlessed BookやScholar Ringなどといった調べものに有用なマジックアイテムがいくつか入手できたのでありがたく頂いていく。
また部屋の隅には7色に輝くカラフルな苔が生えておりかすかな魔力を放っている。魔法で調べようとするとその魔力を吸って活性化するようだ。トレーシーがアズラント時代に作られた魔法の苔なのは思い出すが、その細かい機能については思い出せない。
あんまりいい予感がしない(特に7色というあたりが)ので気になるが放置して進むことにする。

クロックワークのエーオンシャー

神殿の奥側は水没しているようなので、そちらの探索は後回しにして地上に出ている部分を探索しきることにする。
するとクロックワークの修理場らしきところがあり、そこに修理中だったと思われるクロックワーク・サーヴァントを発見する。
どうやら動力切れで活動停止しているようだ。
ここで先祖の助言「カラクリを味方にせよ」を思い出した一行はクロックワークを動かしてみることにする。まあ何かあっても1体だけなら何とでもなるだろう。
背中のゼンマイを巻くとクロックワークは何事もなく動き出し、アズラントで話しかけてきた。
「こんにちは。皆さんの御用を教えてください」どうやら敵意はないらしい。
このクロックワークは思考に柔軟性がかけるというかそれほど知性が高くないようだったがいろいろ工夫して話を聞き出すことに成功する。
クロックワークの名前はエーオンシャーで、この神殿で案内役を務めるクロックワークだという。
クロックワーク・ソルジャーとの戦闘を回避するためアマズネンの従業員として登録したいと言ってみるが、どうも責任者がいないので登録はできないようだ。まあ責任者ははるか昔に死んでるしね…。
しかしよく話を聞くとエーオンシャーはクロックワークのプログラムを書き換えることができ、一行が望むなら攻撃しないように書き換えを行ってくれるという。それができるなら従業員登録は必要ない。
ただプログラムの書き換えを行うには現在ダウンしている神殿の動力源を入れないといけないという。この動力源はゴラリオンの地軸の動きからエネルギーを取り出すという画期的なものだが、アズラント帝国が滅びた時の天変地異の影響で過負荷に陥り、暴走しないように自らシャットダウンしたらしい。正直一行にはチンプンカンプンの内容だったがとにかくすごい魔法装置だということは分かった。
そういうことなら電源を入れようということでエーオンシャーの案内でパワーユニットを目指す。

暴走パワーユニット

さてパワーユニットのある部屋につくと巨大な魔法装置と3つの制御装置の様なものがある。
エーオンシャーの話ではパワーユニットの中にはまだ過剰エネルギーが残っているので、まずこれを解放してからじゃないと再起動できないらしい。
そのためには3つの制御装置で同時にレバー操作を行いエネルギーを解放する必要がある。
おそらくレバーを操作したものは過剰エネルギーによる電気ダメージを受けるだろうと予測した一行はResist EnergyやProtection from Energyで万全の守りを固めてから操作を行った。
しかし、予想していた感電のようなことは起こらず、パワーユニット上部のパネルがパカっと開くとそこから電気エネルギーが放出される。放出された電気エネルギーは見る見るまとまるとなんと3体のLightning Elementalになった。しかもうち1体はHugeサイズの強敵である。
とは言え事前にかけておいたResist Energyなどは当然Lightning Elementalに対しても有効だったため、思ったほど苦戦することなく倒すことができた。
少々予想外だったがこれで過剰エネルギーの開放はできたらしく、無事にパワーユニットの再起動に成功。すると神殿中に明かりが点灯した。やはりアズラント時代の技術は現在よりもかなり高いようだ。
その後ドッキングルームで無事にクロックワークのプログラムの書き換えにも成功。無駄な戦いをせずに済んだことも嬉しいが、完全な状態のクロックワークを手に入れたことも何気に価値があるのではないだろうか。


 5日目:水没区画へ

アズラントの神々と謎の女性像

さて、残すは水没している区画のみである。
村人たちは水中に捕らわれているのだろうか?だとするとアボレスの粘液によって水中呼吸しかできない状態にされているのかもしれない。アボレスかーやだなあ。
エーオンシャーの情報では水没区画にはアナリティカル・エンジンという情報蓄積装置があったが、そこに行くにはIoun Stoneが必要だという。まあ村人を助けて余裕があればという感じだろう。
エーオンシャー達クロックワークは水に弱いので一緒には来れないらしい。残念。クロックワーク・メイジはMagic MissileがAtーWillらしいのでなかなかの戦力になってくれそうだったのだが。

Water Breathingをかけて探索していくと多数の神像がある。アマズネンやそれに関連したアズラントの神々だ。ただどういうわけか主神の頭部が破壊されている。Faceless StalkerかScumが壊したのだろうか?

その隣の部屋には立派な女性の像があったが、アズラントの偉人なのかもしれないがトレーシーもイスカも思い出せない。
像を調べていると超大型の鮫が4体表れて襲ってくる。しかも部屋には罠がいくつも仕掛けてあり、イスカとトレーシーが引っかかってしまう。
しかし、意志セーブの弱い動物にはトレーシーのSlumberが良く効いたため大事には至らない。途中でスカムが援軍に現れたがこれも大したことなくあっさりと撃破された。オーキッドがボコられたがギリギリ耐えたあたり、あのSorcererらしからぬ重装鎧はなんだかんだ役立っている。
また、女性像が握っていた剣はAberration Bane Swordだったためありがたくもらっていく。これからアボレスと戦うことになれば確実に役立つだろう。

水中に宝あり

女性像のあった部屋の奥はどうやらもともとは庭だったようで海とつながっているようだ。
そしてその真ん中に奇妙なものがある。みたところ金属製の巨大な樽?のといった。差し渡しは15フィートぐらいある。
近寄って調べて見ると横に扉があり中に入ることができる。
オーキッドが中に入ると中には6つの椅子とたくさんのレバーがある。間違いない。これは有名な Magic Item、 Apparatus of the Crab だ!
思わぬ掘り出し物にオーキッドが興奮していると、そこに怪しい影が忍び寄ってくる。
それはこの近くに潜んでいた巨大シャコだった。シャコはアルコーに襲い掛かると猛スピードでパンチを繰り出す。
このパンチは高い威力もさることながらその衝撃で朦朧としてしまう恐ろしいものだった。しかもACが非常に高く、こちらの攻撃はなかなか当たらない。甲殻類には精神攻撃も聞かないため呪文による無力化も困難だ。
しかし強敵ではあったが1体で全員を相手にできるほどではない。オーキッド操るApparatusのPincer攻撃が意外とヒットしたこともあり、そこそこの被害を出したところで倒すことができた。

しかし、さすがにかなりの連戦によりリソースが厳しくなってきたためここでいったん引き返して休息を取ることにした。
船が迎えに来る約束の7日目まであと2日。7日目のいつまで待っていてくれるかは分からないので、できれば6日目中には村人の救出を須磨線たいところだ。

つづく