{{outline}} !!物語の背景  ブレヴォイはイッシアとロストランドを征服王が1つにまとめて誕生した国で、伝統的にイッシアとロストランドは仲が良くない。そして今、ブレヴォイ国内で陰謀が渦巻き、イッシアとロストランドの間で内戦勃発まで秒読みの状態だ。    だが、南のロストランドは憂慮していた。まず第1にロストランドはイッシアよりも国土も軍隊の規模も小さく不利なこと、第2にロストランドの地形は防御に適していないこと、第3にイッシアは北の境界が霧とベールの湖に面していて背後に何の憂いもないのに、ロストランドの南の境界は蛮族と怪物が跋扈する荒野に面していて背後に対する供えもしなくてはならないのが理由だ。そこでロストランドはうまい解決法を考えた。    ロストランドの南にあるの広さ3,3000平方マイルに及ぶ荒野は公式にはリバーキングダムの領土だが無法地帯で誰が支配しているというわけでもない。そして伝統的にロストランドはこの土地を蛮族と怪物に盗まれた土地とみなしていた。過去に「盗まれた地」を取り戻すために何度も入植の試みが行われたが、これまで成功したためしはなかった。    今回はこの「盗まれた地」を取り戻すというのを名目にいくつかの冒険者グループにお墨付きを与え「盗まれた地」を開拓させることにした。この方法にはいくつかメリットがある。まず、フリーのエージェントを危険な場所に送り込むことで、内戦に備えて必要な手勢を消耗することなくことが進められる。次に、彼らがうまく「盗まれた地」に新興国家を建設できれば、建国を支援した見返りに来るべきイッシアとの戦いで同盟国になってくれるかもしれない。そして、南から何か脅威が迫っていれば彼らが興す新興国がロストランドの盾となってくれる。  このような思惑の元、ロストランド最南端の都市レストヴで、冒険者に向けたお触れが出された。 この権利書を持つ者はレストヴのソードロードの庇護下にあり、 ドラゴンスケールの玉座によってグリーンベルトと呼ばれる荒野 を探検する正当な権利を与えられている。 探検の領域はオレグの交易所から西と東に36マイル、南に60 マイルの地域に限定される。 この権利書の持ち主は盗賊やその他の無法行為に遭遇した場合、 それに対処する義務を持つ。改心しない盗賊達への罰は、通常通り 剣またはロープによる処刑である。 署名:カリストリルの月、24日、レストヴの王 そして、噂を聞きつけた冒険者達が、レストヴの街に続々と集まってきたのだった。 !!ストールン・ランド周辺の国々 !ブレヴォイ(Brevoy) 200年ほど前に、イオバリアからやってきたコーラル征服王がレッド・ドラゴンの力を借りて、イッシアとロストランドの2つの国をまとめ上げてできた国。しかし、10年ほど前に突然コーラル王家の人物が全員失踪。現在国は貴族の一つであるサルトヴァ家が摂政として納めている。しかし、イッシアとロストランドの対立は深まる一方で、内戦の一歩手前という状態である。 七王国の玉座がモチーフなので、いろんな貴族がいる。 !リヴァー・キングダムズ(River Kingdoms) 複数の小国家の集合体。しかし、それらが連合しているわけでもなくて、本当にばらばらな国が同じ場所に集まっているだけである。 それというのも、この場所は罪人などが国や法律から逃れてたどり着く地であり、ようは無法者達が集まるならず者の国だからである。当然、一つのまとまった国ができるはずもなく、小さな自称"国"が出来ては消え出来ては消えしている。むろん中には、ある程度長い間国として維持されているものもありはする。たとえば、ピタクス(Pitax)はかれこれ300年程度は存続している(王家が存続しているわけではもちろんないが)。 !ヌーメリア(Numeria) 蛮族が支配する暗黒の地。だが、大昔にそこに落下した金属の山からは、ゴラリオンの人々には何に使うのかも全くわからないような不思議な機械が数多く見つかるという。 !イオバリア(Iobaria) ブレヴォイの東に広がるアイスライムの峰と、ノーメンの丘陵を越えた先に広がる未開の地。かつては文明が栄えたと言われているが、今では蛮族が散り散りに暮らすのみといわれている。 !ブレヴォイ周辺の地図 {{ref_image Brevoy.png}} !!周辺の街 !レストヴ(Restov) ブレヴォイ最南端の街にして、伝説的な剣技、アルドリ流の発祥の地。近辺では最大の都市で、人口は18000人を越える。 !ニヴァクタの渡し(Nivakta’s Crossing) レストヴの西にある、人口140人ほどの村。村の周囲は柵に囲まれ、その外側には農家が点在している。村は南からやってくる盗賊達によってコンスタントに被害を受けている。 !セレンコ砦 南方の盗賊やモンスターに対処するために設けられた砦だが、内戦の可能性が高まってきたため、兵士達は全員レストヴに帰っている。 !オレグの交易所 セレンコ砦からさらに西に4,50マイルほど旅したところにあるという、小さな交易所。レストヴから西へ向かう商人達や、地元の猟師達が利用するという。 !レストヴ周辺の地図 {{ref_image Restov.png}}