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第7回「蛇人間の城塞」中編の変更点

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!!プレイ記録

!どん底からの再出発
 前回マインドフレイヤーにやられて全滅未遂をおこし、どうにか脱出したもののメルトゥーヴィアルとパンリアローグを奪われてしまった英雄達。これではユアンティ達のためにわざわざサートラス復活のキーアイテムを持ってきてあげたようなものだ。儀式が完了する前に何としても取り戻さねば、これまでの苦労が水の泡である。
一行は拷問の傷もまだ癒えないままセラスティス城へと向かう事にした。と言ってもリラはどうにも具合が良くならないので宿屋で休んでいる事になった。せめてもの手助けとありったけの回復呪文と強化呪文をかけたが、それでも怪我は治りきらなかった。
なお、この後、モーリッヒが失言をかましてリラに思いきり睨まれていたが、その辺はモーリッヒの名誉のために伏せておこう。

!大広間
 リラを欠いた4人の英雄達はまずはセラスティス城の城下にある奴隷たちの村にやってきた。そこでユアンティ達の動向を聞くと、とりあえず城の中から出てきてはいないとの事。一行は覚悟を決めて城へ向かった。
今の状態で正面から突入するのは危険だが、リソースが足りないので仕方がない。正面の城門を何とかしてこじ開けると一行は城内に突入した。
すると早速お出迎えが。邪悪な魔法実験の産物である炎の蛇人間、ユアンティ・イグナンに率いられたユアンティの戦士達が待ち構えていた。2ラウンド目には更に増援が登場し、一行はそれなりに苦戦するかと思われたものの、最大の戦力であるユアンティ・イグナンがあっさりとドーモのブラインドネスで無力化されたこともあって、特に危なげなく勝利した。
ドーモは、今日は全部の呪文をブラインドネスにしてきたと言い切り、DMをゲンナリさせた。
その後、結局頑張って追いかけてきたリラと合流し、5人となった英雄達はセラスティス城の探索を続けることにした。

!ジグラット
 一行は1階、2階と捜索しながら城内を登って行き、3階のジグラットに向かった。前回ジグラットの上にマジックアイテムが捧げられていたので、自分達の装備も置かれているのではないかと期待したのだ。
その予想はある程度当たっており、数本のワンドを取り戻すことに成功したものの、残念ながら肝心の装備はなかった。その上このジグラットにアラームの罠が仕掛けられているのを忘れていたため、うっかりとまた作動させてしまった。
ここで警備隊とあうのは面倒なので慌てて逃げ出したが時既に遅く、下りる階段の途中でユアンティ・アボミネーションに遭遇してしまった。アボミネーションは必殺ベイルフル・ポリモーフを使おうとしたが、それよりも早くドーモのブラインドネスで盲目化し、眼がー眼がー、と叫んでいる間に倒された。

!ごみため
 上階は捜しつくしてしまったので、今度は地下を探すことにする。地下牢には逃げた英雄達の代わりに捕らわれた村人達が捕まっていた。モーリッヒが中を除くと、「きっとパラディン様が助けに来てくれると信じてました!」とキラキラした目を向けてきた。見ると逃げられないように足の腱が切られている。
英雄達は村人を助けるなんてただでさえ面倒なのに歩けないなんて足手まといだなぁ、などとは露ほども思わず、彼らを助け出すことに決めたのだった。
だが、その前に折角だから前回調べなかった地下の残りを調べることに。ここまで来て装備品を取り戻さないで帰るわけにはいかない。こうしている間にもサートラス復活の儀式は急ピッチで進んでいるのだ。
そう言えば前回は床の穴からニョロリと何か出てきたなぁと思いつつ近づいて行くと、やっぱりニョロリと触手が出てくる。観察してみたところどうやらアティアグというやつらしい。
アティアグと言えば病気、病気と言えば病気にかからない奴がいたなぁ、とみんなの視線が自然とモーリッヒに集まる。モーリッヒはしばらく渋っていたが、結局プレッシャーに負けてアティアグに立ち向かう事になった。
と言っても流石に1対1では悪いと思ったのかドーモがベチっと魔法を撃つと、なんとその魔力を吸い取ってアティアグがパワーアップした。こいつは世にも珍しいスペルウォープト・アティアグだったのだ。
これを機に呪文使いたちは完全に傍観モード。結局モーリッヒ一人ではグラップルされるのが厳しそうだったので、ギリも参戦して片付けた。倒した死体はドーモが解体し、貴重なアンダーダークのサンプルとして持ち帰ったのだった。

!悲しき再会
 ごみためのあった広間の周りにはユアンティ達の倉庫があったが、漁ってもノーマルアイテムしかなかったので英雄達はがっかりした。その代わりと言っては何だが外に通じる隠し通路を見つけたので、今後はここから出入りできるだろう。
ここまでメルトゥーヴィアルやパンリアローグはおろか、武器や鎧といった装備品すら取り戻せていない。一行は最後の倉庫に望みを託した。
倉庫の扉を開けると、ここには今までと違って人影がある。ガーディアンか?
そう思って良く見てみると、一行はその人影の一つに見覚えがある事に気がついた。なんと、それは前回の冒険でユアンティ・アボミネーションの凶刃に倒れた、勇敢なるオークの戦士ソバークであった。ただ、その眼はどんよりと濁っており、息をしていないのは傍目にも明らか。いわゆるゾンビってやつである。
そう思って良く見てみると、一行はその人影の一つに見覚えがある事に気がついた。なんと、それは前回の冒険でユアンティ・アボミネーションの凶刃に倒れた、勇敢なるNPCオーク戦士ソバークであった。ただ、その眼はどんよりと濁っており、息をしていないのは傍目にも明らか。いわゆるゾンビってやつである。
一行は最初ソバークって誰だったっけ?という顔をしたものの、DMがきっちり説明すると、急に何とひどい事を!とか、勇敢な戦士を冒涜するなんて!と怒りに燃えるロールプレイをした。
とは言え、やることはいつもと変わらず、リラがターンアンデッドすると、ソバーク+村人2名のゾンビはあっさりと崩れ去った。
無論、こんな嫌がらせにもならない遭遇なわけがなく、そのあと物陰に隠れていたグレーターなシャドウが飛び出してきて、ぺたっと触ってきた。
なにしろ一行は全ての装備を奪われたので、現在マジックな武器が一本もない。術者達はうっかりMagic Weaponを入れてなかったり使っちゃってたりしたので、どうしようもないのだ。
だが、彼らは頑張った。ここに来る時に、流石にこれだけは、となけなしの金を集めてCureのWandを買ってきていたのが幸いした。パラディンのモーリッヒとレンジャーのギリがCureのWandを片手にシャドウに立ち向かう。ターンをあきらめたリラも自前のCureで攻撃だ。
ペトラはその倉庫に保管されていたリラのMagic Missile Wandを目ざとく見つけ、最後の1発を叩き込んだ。
こうして、一行は満遍なくStrを吸われてヘロヘロになったものの、なんとかGreater Shadowを撃破することに成功したのだった。いやー、人間あきらめずに頑張れば意外と何とかなるものですね。CureのWandなんて全部セーブされて2〜3点しかダメージ出なかったのにね。
だが、頑張った甲斐はあった。ここには奪われた装備のうちかなりのものが保管されていたのだ。それだけではない。ダークウッド製のブレストプレート、ナニエサリルやパールオブパワーも見つかった。ナニエサリルにはアンデッドだけでなく動物やエレメンタルをターンできるようになる力があったので、ありがたくリラが装備することにした。
だが、肝心のメルトゥーヴィアルとパンリアローグが見つからない。一体どこにあるのだろうか。
 
とは言え、Greater Shadowとの戦いでまたもやAbility Damageを受けまくった一行。これ以上は無理という事で一旦ペデスタルに帰ることにした。

!ペデスタル
 ペデスタルに戻った一行は早速ユアンティ達から剥いできた武器を売りに行った。ユアンティ達はクソ弱いくせに全員高品質の剣と弓を装備しているで、意外と金になるのだ。一行はここのところ毎日のように武器を売りに行っていたので、武器屋はすっかり顔なじみになっており、一行になれなれしく話しかけてきた。
「いやー、皆さんお盛んですなぁ。まったく素晴らしい殺戮っぷり……おっと、これは失礼。わが商会では商品の出どころなんて一切気にしませんよ」
更にまわりのバザールでも、一行に微妙に尊敬の目が向けられ、どうやら一行は毎日のように襲撃と略奪を繰り返しているやり手の強盗団とみなされているようだった。まあ、当たらずとも遠からずといったところか。
その後、宿に戻るとドーモあてに荷物が届いていた。ドーモが自室でこっそり開けてみると、某剣と某杖に非常によく似た剣と杖が入っていた。ドーモはいそいそとそれを人目につかないところにしまいこんだのだった。

!信仰の塔
 さて、一晩休んで翌日。一行はまたもやセラスティス城に向かった。今日こそサートラス復活のキーアイテムである王の剣や女王の杖を取り戻さなければならない。覚悟を決めて、前回全滅しかけたポータルの向こう側を捜索することに。
しかし、やはり直前でビビりが入ったのか、前回全滅しかけたポータルとは反対側のポータルを探ることにする一行であった。
ポータルをくぐるとそこは前回と同じような小部屋となっており、3つあるというセラスティス城の塔のどれかに転送されたのだろうと思われる。
そこにはワイトが待ち構えており、運よくギリにネガティブレベルを与えたものの、それ以上の損害を与えることはできずに倒されてしまった。まあ、今さらワイトじゃね。

!聖所
 部屋にあった階段を下りていくと、踊り場にダブルドアが。ガチャっと開けて入ってみると、そこはどうやらサートラスを祀る部屋だったらしく、部屋の中央には豪華な祭壇が。また、部屋の天井からは大きな蛇をかたどった彫像がぶら下がっている。そして、祭壇を守るように2体のスケルトンが待ち構えており、しかも、吊り下がった蛇の彫像の上に一人のユアンティが隠れているのをギリが見抜いた。
それこそが信仰の塔の長であるユアンティ・ドレッド・ネクロマンサーのヴソルトだったのだが、シナリオに書かれたTactics通りにSummon Swarmを唱え始めたところ、あっさりリラにSilenceでつぶされた上に、ドーモのブラインドネスを食らって眼がー眼がーと叫んだ(けど声は出なかった)時点で、戦闘は終わったようなものだった。
まあ、悠長にSummon Spellなんて唱えてたら普通こうなるよね。いいんです。ユアンティのドレッド・ネクロマンサー6とか、たとえ呪文が使えたとしても何か出来たってわけじゃないし。
その後、部屋を漁ったが金目のものは何もなく、がっかりして部屋を出たところでまたワイト達にあったが、これもあっさりと倒されてしまった。

!聖遺物保管庫
 一行はさらに下に降りていく。すると再び踊り場にダブルドアがあり、開けると中では今まさに生贄の儀式の真っ最中であった。今は生贄第一号の女性と、儀式執行役の狂信者がもみ合っているところだ。
一行が入っていくと狂信者は女性を放して生贄台の上に置いてあった剣をサッと掴んだ。おお、あれこそは正に奪われた王の剣、''メルトゥーヴィアル''ではないか。がぜん、やる気を出すモーリッヒ。
 生贄にされかかっていた女性は命が助かった喜びに顔を輝かせて一行に駆け寄る。ここは主人公がヒロインを抱きとめる場面だと思うのだが、なぜか、中の人達が怪しいものを見る目で女性を見るので、美しいシーンにならなかった。なんて、心の汚れた中の人達だ。
とは言え、客観的に言って彼女を疑う理由は何もないので、しぶしぶ彼女を逃がす一行。どういうわけか、正面の狂信者より背後の憐れな犠牲者を警戒しているように見えるのは気のせいか。無論、彼らが心配していたような事など起こるわけもなく、彼女は一行の後ろで大人しくしていたのだった。
え?狂信者?8Lvパーティー相手に7Lvヒューマン・ファイター一人で何をしろと?
 
その後、狂信者はドーモにチャームされて色々と情報を聞き出された後で始末された。また、あくまで生贄の女性を疑ったペトラがレッサーギアスをかけたりしたのだが、これは流石に他のPCから苦情が出たので解除された。
 
それはともかく、ようやくメルトゥーヴィアルを取り戻したものの、その力は大きく失われており、ただの+1剣に成り下がってしまっている。調べてみたところ、Consacrateした場所で、Remove CurseとDispel Evilをかければ元に戻るらしい。とりあえず後で何とかすることにした。
 
この塔の最下層にはポータルがあったが、起動方法が分らなかったので、戻って別の塔を攻略することになった。

!言葉の塔
 さて、再び4階のジグラットの間に戻ってポータルを調べる。ポータルは3つあったが、1つは起動していなかったので残るポータルは一つ。すなわち例のマインドフレイヤーのいる場所につながっているポータルだけである。
一行は非常に嫌そうな顔をしたが、いつまでもこうしていてもしょうがないので、覚悟を決めて突っ込むことにした。ありったけのバフをかけ、侵入に気づかれないようにサイレンスやインビジも使って準備万端。これで勝てなきゃどうしようもないってぐらい強化した。
ところが何と言う神の悪戯か、ポータルをくぐった先の部屋にワンダリングモンスターがいないかマスターがダイスを振ったところ、無情にもスケイル・ゴーレムが出現した。前回壊したはずなのにー。
一行は一瞬迷ったものの、ここで戦闘していては、再び敵に気づかれ前回の二の舞になると考え、ゴーレムを無視して強行突破することにした。イニシアチブで負けたゴーレムが立ちすくんでいる間にどんどん下に降りていく戦士達。
この塔は何と階段がなく、部屋と部屋は単純に床に開いた穴でつながっているという危険な構造なのだが、それを見越してレヴィテートやフライもかけてきているため、特に問題はない。
まあ、実は穴から降りた場所の床が実はイリュージョンで、気づかずにおりたったモーリッヒとギリがうっかりと落ちかけたが、幸い大事には至らなかった。まあ、レヴィテートかかっているし。
そこに待っていたのはにっくきマインドフレイアーとお供のユアンティ・バーバリアン。バーバリアンはどこかで見たようなグレートソードを握りしめており、今度はギリが眼の色を変えた。
戦闘は十分に強化魔法をかけてきたパーティー優位に進み、今回はマインドブラストがあまり振るわなかったこともあって、程なくマインドフレイヤーが打ち取られた。特に、オルター・セルフでメフィット化し、グレーターインビジとソニックナイフで完全武装したペトラが大変嫌らしかった。
その後、バーバリアンと上階から壁を伝って下りてきたゴーレムがしばらく頑張ったものの、ギリとモーリッヒの活躍により、程なく倒されたのだった。
 
しかし、なんとなく余裕っぽい戦況が良くなかったのだろうか。なんとリラとペトラの術者コンビが幻影の床を通り抜け、更に下の階に移動して行ってしまった。そこにはこの言葉の塔の長であるハーフフィーンド・ユアンティ・アボミネーションのゾルダスラ様がいたのだ。
実はゾルダスラ様は場合によっては味方になってくれたのだが、そんなことはPC達には分らない。見た目ヤバそうなゾルダスラ様に対して先手必勝とばかりうっかり戦端を開いてしまったペトラとリラ。戦士達はまだ上でゴーレムと戦闘中である。
ゾルダスラ様は得意のBlind Fightに物を言わせて透明ペトラをガブリ。毒で盛大にConダメージを与えて瀕死に追いやる。
その後、下りてきた戦士達に対してはアンホーリィ・ブライトをぶちかまし、レヴィテートでは自由に移動できないのを良いことに、間合いを取ってフルアタックを封じると戦闘巧者を演出する。
が、結局、ドーモのブラインドネスで眼がー眼がーと叫ぶ羽目になったのだった。
 
ゾルダスラ様は結構良い装備を付けていただけでなく、塔のなかにはかつて王が付けていた冠やパンリアローグもあったため、一行は多いに潤ったのだった。これで奪われていた装備はほとんど取りかえしたし、結構消耗していたので、一旦ペデスタルに帰ることになった。

!復活のメルトゥーヴィアル
 ペデスタルに戻った一行ははたと悩んだ。メルトゥーヴィアルの力を取り戻すにはConsacrate、Remove Curse、Dispel Evilの3つの呪文が必要となる。ConsacrateとRemove Curseはリラでも唱える事が出来るが、Dispel Evilはまだ無理だ。普通ならScrollを買ってくるなり、どこかの神殿でお願いするなりすればいいのだが、何しろここはアンダーダークである。一縷の望みをかけて探してみたものの、見つかるのは悪の神の神殿ばかり。当然、Scrollも見つからない。
結局、相場の倍の金をエス・サーチに支払い、捜してきてもらうことに成功。どうにかメルトゥーヴィアルの力を取り戻すことに成功したのだった。





つづく