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第4回「暗黒洞の尖塔」中編の変更点

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!!プレイ記録

!ペデスタル散策
キングスホルムの墓所から太古の秘宝を盗んだ盗賊たちを追って、英雄達はアンダーダークの犯罪都市ペデスタルに来ていた。どうやらこの街にいるファディーラなる人物が宝の行方に関する手掛かりを持っているらしい。一行はペデスタルの情報屋エス・サーチと接触し、ファディーラの居場所について調べてもらうよう依頼したが、その代償としていくつかの仕事を請け負う約束をさせられた。
まずは小手調べとして町に面する地底、湖陰鬱湖に浮かぶリカリョン島から貴重なキノコを採取してくることを依頼された。このキノコはこの町ではやっている疫病の特効薬となるため高額で取引されるが、リカリョン島を覆う腐食性の胞子のせいで取ってくるのは命がけなのだ。しかもこの胞子は長く浴びるとそれだけ影響を受けやすくなるため、この町の住人たちは地上から来たばかりの一行より遥かに抵抗力が落ちてしまっているらしい。
一行は他に手がかりもないのでその仕事を引き受けることにしたが、詳しい話を聞くとどうやら胞子の放出は一定期間ごとに行われるらしく、胞子の濃度は周期的に上がったり下がったりするらしい。出来るだけ濃度の低い時に行きたいので、まずは前回の放出時期を調べることにした。
 
まず、陰鬱湖に面した港湾地区に向かった一行は何艘かのボートと小屋を発見した。そう言えば島に渡るためのボートも必要だったな、と言うことでボートが拝借できないか小屋の人間に聞いてみることにする。中からはたいそう不機嫌な様子のドウェルガルの女が出てきた。最初のうちはけんもほろろだったが、一行が島に渡ってキノコを取ってくる事と、取ってきたキノコの1割を謝礼として渡すことを約束すると手のひらを返したように上機嫌になり、状態の良いボートを25gpで売ってくれた。
商談が上手く行ったので、一行の周りを取り囲んでいたインビジ&エンラージ済みの仲間達は何もすることなくひっそりと去って行った。
 
ドウェルガルが言うにはクオトアなら前回の放出日を知っているかもしれないということなので、今度は以前クオトアがいた門に向かう一行。途中、ドラウの奴隷商人たちとひと悶着起きかけたが、ぺトラが上手いこと誤魔化して事なきを得た。なお、この時モーリッヒはトイレに行っていていなかった。戻ってきたモーリッヒはパラディンとして奴隷商人を見逃すのは不味いのでは、と思ったが、既に奴隷商人たちは去った後だった。
一行はクオトアともキノコを報酬に交渉し、首尾よく前回の放出日がつい先日であることを聞き出した。情報を聞かずに島に向かっていたら、最高濃度のところに突っ込むところである。危ない危ない。一行はしばらく時間をつぶしがてらペデスタルの散策を行うことにした。
 
一行は手始めにバザーに向かった。この先危険が待ち構えているのは間違いない。今のうちに装備を整えておくのは当然であろう。一行はバザーをめぐって不要なマジックアイテムを売り払い幾ばくかの金を手に入れたが、有用なマジックアイテムを買い揃えるほどの額にはならなかった。やむを得ずマテコンやわずかなスクロールと言った少額な買い物をしつつバザーを冷やかしていると、何やら騒ぎに行きあたった。
見ると、どうやら一人のハーフドラウを数人のハーフオークが取り囲んで殴る蹴るしているようだ。ハーフドラウはモーリッヒの方を哀れな目つきで見て「助けてくれー」と懇願したが、モーリッヒが冷静にDetect EvilするとハーフドラウはEvilでハーフオーク達はNon-Evilだったので無視することにした。「悪が罰を受けるのは当然のこと」らしい。モーリッヒははぐれパラディン人情派ではなく、悪・即・斬のいけいけパラディンだったようだ。
 
ここまでペデスタルをうろついて、案外危険な目にあっていないことに気を緩めた一行は別行動をとることにした。ぺトラは宿にこもってスクロールを作成すると言い、残りの面子は思い思いに神殿を訪れたり図書館で調べ物をすることにした。
 
モーリッヒとリラはペデスタルを苦労して探し回ったが、当然、彼らが信仰する神の神殿はなかった。幸いにして特定の神を祀っていない汎神殿を見つけることが出来たので、人目のない時を見計らってこっそりとお祈りすることにした。ちなみにその神殿では儀式用にアンホーリーウォーターの販売所があった。
一方、ドーモは大手を振ってシャアの神殿を訪れていた。Evilの神の中でもかなり大物であるシャアはこの町でも信者が多いらしく、それなりの規模を持った神殿がある。とは言え、この町ではロルスの信者に押されているようだ。
ドーモがシャアに祈りをささげていると神殿の司祭が話しかけて来た。
 司祭 :「熱心に祈っているね。ところで君はロルス信仰についてどう思うかね」
 ドーモ:「まあ、シャア様には劣りますが力のある神ですよね。
      悪くないんじゃないですか。''身の程をわきまえている限りは''」
 司祭 :「君はなかなか良く分かってるね。ところで話は変わるが、
      この町のロルス神殿のボスはドラウの女司祭エレッサルワというんだが、
      最近継ぐ者とか言う連中と抗争中みたいだから心配だね」
 ドーモ:「そうなんですか。不幸が起こらないと良いですね。
      まあ、もし何か起こったらお知らせしますよ」
 司祭 :「そうだなー。普通なら殺されてもレイズデッドすれば良いんだが、
      仮に首を切り落とされたりしてると復活できなくて困るだろうな」
 ドーモ:「それは困りますね。そんなことにならなければいいんですがね(ニヤリ)」
司祭 :「熱心に祈っているね。ところで君はロルス信仰についてどう思うかね」
ドーモ:「まあ、シャア様には劣りますが力のある神ですよね。悪くないんじゃないですか。''身の程をわきまえている限りは''」
司祭 :「君はなかなか良く分かってるね。ところで話は変わるが、この町のロルス神殿のボスはドラウの女司祭エレッサルワというんだが、最近継ぐ者とか言う連中と抗争中みたいだから心配だね」
ドーモ:「そうなんですか。不幸が起こらないと良いですね。まあ、もし何か起こったらお知らせしますよ」
司祭 :「そうだなー。普通なら殺されてもレイズデッドすれば良いんだが、仮に首を切り落とされたりしてると復活できなくて困るだろうな」
ドーモ:「それは困りますね。そんなことにならなければいいんですがね(ニヤリ)」
司祭はドーモの事をいたく気に入ったらしく、何かあったら訪ねてくるように言うと、上機嫌で去って行った。
 
その後、一行は2日ほどは図書館で調べ物をして過ごした。リラがティーフリングに絡まれたり、マインドフレイアーの司書と世間話をしたりしたが、あまりはかばかしい成果はなかった。リカリョン島についても調べたところ、どうやらリカリョン島にはモンスターがいてキノコを採りに行くと襲われるらしいことが分かったが、その姿を見た者はいないらしく詳細な情報は分からなかった。その辺りでいい加減やることがなくて暇になった一行はリカリョン島に向かうことにした。

 
!リカリョン島
リカリョン島は聞いたとおりうっすらと胞子に覆われていた。島全体がかすかな燐光を放つ霧に包まれているようだ。島はもはやキノコと呼んでいいのか判断に困るような巨大キノコが生い茂り、遠目には森のようにすら見える。
とりあえず上陸すると確かに体に痛みが走るのを感じたが、よほどの長時間いなければ命に別条はなさそうだ。島と言っても差し渡し1000フィート程度である。急いで探せばそれほどの時間はかからないだろう。
まずは海岸線に沿って目的のキノコを捜索してみたが、見つからなかった。どうやら島の中心部に生えているようだ。その間にも胞子は肉体を冒し、徐々に痛みが大きくなっていく。
適時回復しながら奥に進んでいくと、突然ぽっかりと開けた空間に出た。その中央には目的のキノコと思しきものが群生している。どうもモンスターがいるらしいということなので、用心してしばらく観察してもそれらしきものは見当たらない。ぺトラのUnseen Servantを送り込んでみても反応がない。一行はようやく警戒を解き、急いでキノコを集めるべく広間に足を踏み入れた。
だが、実は既にモンスターが一行に忍び寄りつつあったのだ。文字通り見えない魔物、ファントム・ファンガスが。誰もモンスターを目撃したことがなかったのは、そういう事だったのだ。
奴らの足音にギリが気付いた時にはもう遅かった。不可視のモンスターからの不意打ち。その攻撃は運悪くギリの急所に命中してしまった。更に次の攻撃も急所に命中し、ギリは倒れてしまった。しかも一行は透明なモンスターに対する備えをほとんどしていなかったことが判明した。
一応ぺトラはフェアリーファイアーの巻物を準備していたのだが起動に失敗。事ここに至って一行は一時撤退を決心する。そうなると問題は倒れてしまったギリをどうやって回収するかである。一行は苦労したもののモーリッヒやぺトラが上手く機会攻撃を分散して受けることでなんとか揃って撤退を果たした。
その後、キノコはInvisibilityをかけたドーモとぺトラのUnseen Servantで何とか回収することができた。ファントム・ファンガス達は自分は透明な癖に透明な相手を見るすべを持っていなかったのだった。

 
!暗殺計画
無事にキノコを取って帰った一行をエス・サーチは信用し、本当の依頼を話した。それはどれもこれも胡散臭くてロクでもない内容であったが、その中で一行が選んだのはロルスの女司祭エレッサルワの暗殺任務であった。エレッサルワは拷問が趣味と言う碌でもない性格で、暗殺と言ういささか不名誉な行為もやむなしとパラディンも判断したらしい。
''どういうわけかドーモがやたらと熱心にエレッサルワ暗殺を推したのは言うまでもないだろう。''
モーリッヒとぺトラはロープトリックを使って拷問室に潜んでおき、拷問が終わってエレッサルワと愛人のムヴァイシルが無防備に休んでいるところを攻撃しようという計画を練ったが、どこからか「目の前で行われている拷問を見過ごすなど言語道断」というトーム神の啓示が下ったため、しぶしぶ諦めた。
結局一行は拷問中の二人を強襲し、ムヴァイシルのウェブ&エレッサルワのサイレンスのコンボに手こずったものの、この二人の攻撃力ではウェブ発動前に部屋の中に突入できたモーリッヒとギリを排除することが出来なかったため、大した被害もなく任務を果たすことができた。
 
ひと悶着起きたのはその後だった。
拷問室の中にはエレッサルワに拷問されていたスヴァーフネヴリンの旅人が3人いたのだが、ドーモがエレッサルワの首を落とす様に言った時に、間違えたのか故意になのか分からないが、その一人をぺトラが殺害してしまったのだ。
確かにエス・サーチからはこれは極秘任務だから目撃者は全部消すようにと言われていたのだが、一応は過半数がGoodなPTだけにそういうわけにもいかない。色々ともめたが、最終的には残りの二人は街の外に隠して、後で逃がすことになった。エス・サーチのところに連れて行ったら、まず間違いなく殺されるだろうし。
 
その後、一行は何食わぬ顔でエス・サーチのところに戻り、任務達成を報告した。エス・サーチは一行をねぎらい、約束の情報を教えてくれた。一行が探すファディーラはペデスタルの中央にある死霊術師の塔に住んでいるらしい。この塔には入ったものをたちどころに分解してしまう恐るべき魔法が掛けられており、誰も中に入ることが出来なかったのだが、どうやってかファディーラは中に入る手段を発見したらしい。
その手段についてはエス・サーチが継続して調査中で近日中には分かるだろうという話だった。
 
''その晩の事、ドーモは何かスイカぐらいの大きさの丸い物を持ってシャア神殿を訪れ、司祭からお褒めの言葉と新しい呪文を頂いたのだった。''
 
!バイトでアンデッド退治
さて、死霊術師の塔に入る手段が判明するまで暇な一行は、小銭を稼ぐためにバイトをすることにした。ここペデスタルではかつて疫病が流行り、多数の住人が死んだのだが、その疫病で死んだものはアンデッドとして蘇り、そのアンデッドに殺された者もまた同じアンデッドになってしまうらしい。
それ、絶対普通の疫病じゃねぇよと思うわけだが、そんな訳でこのペデスタルの中心部にはアンデッドが次々とわいてくるクレーターがあり、増えすぎると溢れてくるため、定期的に退治を行っているらしい。
大体退治1回で1000〜1500gp程度を稼げるのだが、相手は疫病持ちアンデッド。しかも図書室でリラが調べたところに寄るといわゆる霊体って奴らしい。厄介な相手だ。正直割に合わない気もする。
しかし、他には気の狂った高レベルソーサラーのところにお使いに行く、と言ったより碌でもない仕事しかなかったため、背に腹は代えられなかった。アンデッド退治ならパラディン様やクレリック様的にも文句はなかったし。
なんだかんだで一行は2回ほどアンデッド退治を行い、総計で3000gp程を稼いだが、さんざん能力値ダメージを受けた上、一部能力値ドレインまで受けたため、レストレーション代やらなんやらで、結局それほど儲からなかった。
なお、この戦いではモーッリヒとギリが非実体相手にミスチャンスで外しまくり、偉いこと手こずったのは内緒である。
 
そういう訳で、いよいよこの街に嫌気がさした一行は、早いこと死霊術師の塔を攻略し、この街からおさらばする決心を固めたのだった。