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第3回「暗黒洞の尖塔」前編の変更点

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!!プレイ記録
!幕間:キングスホルムの町にて
若き英雄達がサートラスの尖兵の恐るべき陰謀の情報を携えて戻ると、キングスホルムの町は騒然となった。無理もない。この町は片田舎のちっぽけな町で、怪物など伝説の中の存在でしかなかったのだ。
途方に暮れた町会議長のフョードルは、恐るべき墓荒らし一行を退治した若き英雄達に未来を託すことにした。無論、英雄達はこの依頼を快諾した。もっとも引き受けた理由はそれぞれであったが。
しかし、ホブゴブリンを尋問して得た情報によれば、遺骨と武具を持った墓荒らしは危険な地下世界アンダーダークに向かったという。何の準備もなしに後を追っても、無駄死にするだけであろう。一行はしばしの休息を取り、その間に近隣の町から回復のワンドを買い求めるなどして、冒険の準備を整えたのだった。

!大地のノード
さて、いよいよ地下世界アンダーダークに踏み込んだ一行の目の前に現れたのは、巨大な縦穴だった。アンダーダーク研究家のドーモに言わせると、これは地のエネルギーが集まる大地のノードと言うものらしい。
一行はその縦穴の上部で1体の死体と1体の石像を発見した。調べてみたところ、どうやらキーアイテムを持って逃げたというクセロンの弟子たちのようだ。ここで何者かに殺されてキーアイテムを奪われたらしい。
死体が握っていた手紙によると、どうも彼らを殺害したのはファディーラというもののようだ。この人物は奪ったキーアイテムの一部を自分のものとし、一部をサートラスの尖兵に送ってしまったようだ。
まあ、キーアイテムが全てサートラスの尖兵の手に渡らなかったのは僥倖だが、このファディーラなる人物もおよそ碌でもない相手なのは間違いない。こちらの手に取り戻すまで安心はできない。
一行はともかくこのファディーラなる人物を探して会ってみることにした。なにしろ今や手がかりは件の人物しかいないのだ。
ロープを伝って穴の底に降りる一行。そこは異様な匂いが充満し、しかも周辺には怪しい横穴が多数。極めつけに横穴の周りにゴキブリの死骸が大量に転がっているという、到底長居したくない場所であったが、ドーモが言うにはこのノードの魔力を利用して転位するにはここで8時間過ごす必要があるらしい。渋々ながら野営の準備をする一行。
大方の予想通りしばらく経つと横穴からいっせいにゴキブリの大群が湧き出してくる。壮絶な匂いに気持ち悪くなるもの続出、って言うか全員。正直あれだけの回数セーブさせられたら、いつか失敗するに決まっている。
湧き出した大量のゴキブリに混じって、犬ほどもある大ゴキブリや人間大の巨大ゴキブリまで襲ってくる。あっという間にリラやぺトラが倒れ、巨大ゴキブリにギリがやられて倒れる。恐ろしいことに倒れた仲間にゴキブリの群れが群がり、恐ろしい勢いで齧りつく。一匹一匹は大したことがないとは言え、その数が尋常ではない。このままでは時を経ずして白骨死体になってしまうことだろう。唯一の救いは、気絶しているので全身をゴキブリが這いまわるおぞましい感覚を感じずに済むことだろうか……
固い鎧に守られてゴキブリの歯が立たなかったモーリッヒがどうにかこうにかゴキブリたちを追い払った時には、5人中3人が半死半生。どうにか立っていたモーリッヒとドーモも疲労困憊であった。
しかし、魔法の力は偉大である。こんな有様からでも回復魔法を使いまくればあら不思議。あっという間に完全回復してしまう一行だった。


!ブルスウォルの移動商店
こうして地獄のような体験を生き延びた一行は8時間たつや否や、すぐさま転位した。アンダーダークがどれだけ危険な所か知らないが、ここで再びゴキブリの群れに襲われることに比べたら、何するものぞ。
幸いにして転位した先がゴキブリで埋まっているなどということもなく、大きなクレーターの底に辿り着いたようであった。このままでは天井しか見えないので、クレータの縁を登っていくと、そこに広がっていたのは幻想的な光景だった。
天井の高さは1000フィートはあり、ヒカリゴケの輝きが夜空の星と見まごうばかり。眼前には巨大な地下湖が広がり、天井と地面をつなぐ島ほども太さのある石筍が何本もはえている。中でもひときわ太い柱の根元にはちらほらと明かりがついており、どうやら街のようなものが形成されているようだ。
と、一行が景色を眺めていると、一台の馬車が近くに止まっているのに気がついた。御者席には一人のドゥエルガルが座り、にこやかに手を振っている。危険に満ちた地下世界アンダーダークとは思えないフレンドリーなお出迎えだ。とりあえず挨拶してみると彼の名はブルスウォル。商人とのことだ。残念ながら彼は魔法の品々は扱っておらず、一行の目に留まるようなものは持っていなかったが、かわりにこの辺りの情報を色々と教えてくれた。
例えばあそこの町はペデスタルということ、そこで人捜しをするなら雫石亭のエスサーチを頼ると良いことなどなどだ。思いもよらない友好的な遭遇に気を良くした一行は、明かりなど幾ばくかの商品を購入した後、ブルスウォルに別れを告げてペデスタルに向かうことにした。



!陰鬱湖の大洋橋
さて、ペデスタルに行くには陰鬱湖を横切る大洋橋を渡る必要がある。ブルスウォルの話では陰鬱湖には化け物が住んでおり、運が悪い旅人が食べられてしまうことがあるという。おっかなびっくり進む一行の前に、橋が一部崩れて通行が困難になっている場所が現れた。あまりに待ち伏せに最適な地形にげんなりした顔をする一行。
案の定数体のスカムが襲いかかってくる。とは言え雑魚なので快調に撃破していると、突然ご主人様が現れた。アボレスのイマウグ様である。あまりやる気がないとは言え4Lvのパーティーにアボレスはいかがなものか。しかも水中からプロジェクトイメージ経由でドミネイト・パーソン(湖に飛び込むよう命令)とかホントどうしようもない。幸いにも狙われたPCはセーブに成功し、その間にスカムが全滅したのを見た腰ぬけアボレスは撤退していった。
どうにかスカム&アボレスのデッドリーな遭遇を切り抜けた一行は、スカムの巣で幾ばくかのお宝を手に入れたのち、いよいよ暗黒都市ペデスタルに向かうのだった。


!ペデスタル
一行は門のあたりにたむろしていた蛙人間クオトア達を買収して無事に中に入ることに成功した。ついでにクオトア達から情報収集も試みると、この町には今現在ドラウのダスクローン家、正体不明の暗殺者ギルド、そして彼らが所属する反体制組織"継ぐもの"が三大勢力で、お互いに争っていたのだが、最近ダスクローン家と暗殺者ギルドが手を結ぼうとしている、ということを教わった。あれ?後を継ぐものピンチじゃね?と思わなくもないが、まあ、その辺はあんまり気にしていないみたいだった。最後に雫石亭の場所を聞いてその場を後にした。やー、なぜかアンダーダークらしからぬ遭遇が続いていますねー


!雫石亭
クオトア達に言われたとおりに進んでいくと、確かに雫石亭という酒場があるのを発見した。店の周りを大きな石筍が何個も囲んでおり、これが店の名前の由来となったようだ。
一行が中に入っていくと、店の中にいたお客達が一斉に注目したものの、ここで騒ぎを起こすつもりはないらしく、喧嘩を売ってきたりすることはないようだ。安心して辺りを見回すと奥に明らかに主人と思われる人影がいる。フードを深く下ろしており顔などはよく見えないが、あれがエスサーチで間違いあるまい。
一行がエスサーチに話しかけ、ファディーラという人物を探していることを告げると、エスサーチはファディーラの行方について調べておくことを約束してくれた。エスサーチはペデスタルの3大勢力の間で情報屋という隙間産業を営んでいるらしい。まあ、ウェイターやバーテンダーにアンデッド使ってる時点で、結構問題あるような気もするけど。
とは言えエスサーチにとって情報は商売道具である。ただで教えてくれるわけはなく、なんでも代わりに一行に頼みたいことがあるとのこと。1つ目のお願いは、なんでも陰鬱湖に珍しいキノコが生えているので取ってきてほしいのだそうだ。その島は上陸したものを蝕む危険な胞子が充満しており、それは長い間胞子の中で過ごすほど大きな被害を受けるようになってしまうという厄介な代物なのだ。ペデスタルの街にも微量ながらその胞子が漂っているため、長く街に住んでいるものではあっという間に死んでしまうが、PCであればしばらくは平気だろうという。島には危険な生物がすんでいる可能性も高いので注意するようにということだった。
もう一つの願いの方はかなり危険なもので、信用できるものにしかお願いできないから、まずは第一の依頼を果たしてからという話だった。キノコ採りは別に急がないし、情報収集にもしばらく時間がかかるので、町をうろついたりするのも良いのではないか?という話である。一行はとりあえずエスサーチの話に乗ってみることにした。

なお、モーリッヒはペデスタルに入ってからDetect Evilしようとすらしなかった。ま、結果は分かりきってるもんね。