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第2回「大帝王の墳墓」後編の変更点

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!!プレイ記録
!納骨堂最奥部
この日、キングスホルム地下の広大なる地下墳墓に、再び勇者達が集った。なんか、気がつくと人数が一人減っていたが、それは様々な事情により気にしないことになった。
そんな訳で罠担当のぺトラを欠くことになった一行だったが、とりあえずは、前回ぶちのめしたワーラットのガージャクから聞き出した邪神の司祭クルータッドを倒さねばならない。ガージャクの話では奴は今まさに隣の部屋で邪悪な儀式の真っ最中らしい。これを見過ごすわけにはいかない。
扉の前で入念に準備をした後(と言ってもこのレベルではPro.Eかけるのが精一杯だが)、覚悟をきめて扉を開ける一行。だが、拍子抜けすることに部屋の中にはもう一つ部屋のようなものがあり、クルータッドはその中にいるようだ。とりあえず敵の姿は見えない。しかし、部屋の中からは邪悪な祈りの声がかすかに聞こえ、ここで邪な何かが行われているのは確かなようだ。
とりあえず扉の前で固まっていても何も始まらない。パラディンたるモーリッヒは部屋の中に踏み込むと、様子を伺うべくソロソロと歩を進める。しかし、高貴にして武勇の象徴たるパラディンの辞書には、'''こっそりとか隠密とかいう単語はなかったらしく'''、酔っ払ったオークの集団が取っ組み合いをしているかのような騒々しさだった。これならいっそ名乗りでも上げた方が潔い分だけ格好よかったのに。
無論、これに気付かないほどクルータッドは間抜けではない。ピタリと祈りの声がやみ、なにやら急いで呪文を唱える声が聞こえる。舌打ちしながら部屋になだれ込む一行。しかし、部屋は高低差のある構造だったこともあり、敵を視界に収めるのに手間取ってしまう。ちなみにパラディン様とそれ以外の全員で二手に分かれたのには何か作為があったようななかったような。==単にパラディン側が狭かっただけ==
無論、これに気付かないほどクルータッドは間抜けではない。ピタリと祈りの声がやみ、なにやら急いで呪文を唱える声が聞こえる。舌打ちしながら部屋になだれ込む一行。しかし、部屋は高低差のある構造だったこともあり、敵を視界に収めるのに手間取ってしまう。ちなみにパラディン様とそれ以外の全員で二手に分かれたのにパーティー内の確執を見た!==単にパラディン側が狭かっただけ==
この遅れが致命的だった。最も先行していたモーリッヒが敵を視界に収めた時には既に4体のスケルトンがガッチリとスクラムを組み、その後ろで司令官クルータッドが大型の人型生物の骨を前に何やら呪文を唱えているところだった。阻止しようもなくAnimate Deadが発動し、カチャカチャと音を立てながら大型スケルトンが立ち上がる。その頭部には雄牛のような一対の角が。ミノタウロススケルトンだ!
この戦闘は二転三転した。まずはリラのターンアンデッドにより雑魚スケルトンが砕け散るも、クルータッドのCause Fearを受けたギリが遁走。あっさり戦線が崩壊する。しかし、ドーモのDazeにクルータッドがセーブ失敗。2ラウンドも無駄にしたあげくにSilenceまでかけられてしまう。
だが、好機とみてクルータッドに向かったモーリッヒは、意識を取り戻したクルータッドのデストラクション・スマイトとミノタスケルトンの連続攻撃に倒れ、アンデッドに無力なドーモは慌てて逃げ出す。
その後もすったもんだしたものの、呪文の持続時間が切れて戻って来たギリと、ぐるっと回りこんだリラに治してもらったモーリッヒが協力して、どうにかミノタスケルトンとクルータッドを倒すことに成功したのだった。

その後、部屋の中にあったゴールドドラゴンをかたどった噴水の水を飲んでみると、善なる人々は完全に、そうでない人々はそれなりに回復した。とは言え、荷物も増えてきたし、罠担当がいないのも不安だったので、一旦キングスホルムの街に戻ることにした。
ちなみにパラディン様はお約束のように噴水の水を水袋に詰めて持っていこうとしたが、やっぱりお約束のように水は効果を失った。

!幕間:キングスホルムの町
キングスホルムの低いgp上限に歯噛みしつつ、売れそうなものを売りさばいた一行は、ぺトラに代わる罠担当を雇うことにした。名乗りを上げたのはロッタ。ハーフリングの細工師兼錠前屋だ。
モーリッヒの熱意あふれる説得に郷土愛を刺激された彼女は、なんとただで一行に手を貸してくれることになった。ロッタにもレザーアーマーを買い与えた一行は、再び意気揚々と地下墳墓に向かったのだった。


!暗き島々
一行が先に進もうとすると、そこはどういうわけか天然洞窟になっていた。クルータッドがいた部屋から洞窟の底までは110フィートもあり、落下すればただでは済まない。その洞窟には直径15フィートほどの石柱が並んで立っており、てっぺんは平らになっている。どうやらこの上を飛び石のように渡って行けと言うことらしい。
一応、ロープは設置されているようだが、結構な高低差があったり、間が10フィート程あいていたりと簡単にはいかなさそう。特に重たい鎧を着ている連中が尻込みする。
とは言え、このままでは埒が明かないので意を決して鎧を脱いだモーリッヒが先頭に立ってロープを下りていく。モーリッヒは色々とヘタレだけど、いつも率先して先陣を切るところは偉いよね。
無論、こんなおいしいシチュエーションで襲撃がないなんてことはありえない。モーリッヒとリラが先行し、パーティーが分断された所で奇妙なモンスターが襲ってきた。筋肉でできた紐の両端に目玉がついたグロテスクな姿。ビホルダーの眷属たるラーキング・ストラングラーだ。ストラングラーは両端の目からフィアー光線とスリープ光線を撃ってきたもののセーブを通され、モーリッヒのクロスボウを受けて逃げて行った。
その後は多少手間取ったものの、全員無事に渡ることが出来た。ま、DC5とか10とかだったからね。


!迷路
どうにか洞窟を抜けた一行を待っていたのは再び人工の構造物。ぶっちゃけると迷路だった。この迷路は感覚を狂わせる魔法が掛かっているので右手法とか地道なマッピングとかでは抜けられませんとご丁寧にも書いてある。本来はTrackingとかして墓荒らし一行の足跡を追っかけて行くと抜けられるのだが、無論、レンジャーのいない彼らにはどうしようもない。あてずっぽうに歩き回る(DMがダイスでランダムに決める)ことにする。
しかも、迷路のところどころにルーン文字が書かれており、モンスターが召喚されて襲ってくる。結局迷路を突破するまでに3回遭遇が発生し、フィーンディッシュ・ボア2体、フィーンディッシュ・ダイア・ウィーゼル2体、マグマメフィット2体と遭遇した。大した敵ではないが、リソースは削られ、先の見えない迷路と相まって、このシナリオ最大の中だるみが発生した。
もう少し工夫すべきでしたね。反省してます。


!迷路の中の池
そんなこんなでようやく迷路を脱出した一行の前に、突然水たまりが広がった。どうも迷路の一角が崩れて地下水が流れ込んだようだ。幸い水中に入らずに進めるルートは残されているものの、その途中にもルーン文字が刻まれており、何が起きるか分からない。慎重に進む一行。
一行がルーン文字に差し掛かったところで案の定トラップが発動した。突然ルーン文字が輝くと水たまりの水位が急上昇したのだ。押し寄せる水。幸いなことに水位の上昇は一瞬のことで、水は来たときと同じように速やかに引いて行った。
だが、安心するのは早かった。PC達は踏ん張って水に流されるのに耐えたのだが、気づくとロッタがいない。ロッタは引潮にさらわれて、水たまりに落ちてしまったのだった。かなりの勢いだったらしく、すでに水たまり中央近くまで流されてしまっている。
それだけではない。獲物を察知して水たまりに潜んでいた恐るべきモンスターが動き出した。その名もスティジアン・リーチ。下方次元界を貫くステュクス側に住むというおぞましいヒルが群れをなして住んでいたのだ。おそらく他のモンスター同様召喚されてきて住み着いてしまったのだろう。
それだけではない。獲物を察知して水たまりに潜んでいた恐るべきモンスターが動き出した。その名もスティジアン・リーチ。下方次元界を貫くステュクス河に住むというおぞましいヒルが群れをなして住んでいたのだ。おそらく他のモンスター同様召喚されてきて住み着いてしまったのだろう。
このエンカウンターは信じがたいほどひどく、スティジアン・リーチ・スウォームは武器ダメージ無効、単体呪文無効、エリア攻撃に対してもAcid, Cold, Fireに対してER5、さりげなくSR7と、このレベルのPCが倒すのはほとんど無理。しかも毎ラウンド1d6ダメージに加えて1Constitutionダメージと言うひどさ。水から上がってこれないのがせめてもの救いなのだが、そこに持ってこの罠である。
DMが良く読まずにFort ST DC15って言ったせいでPC達は流されるのに耐えたものの、シナリオにはDC25のSwimチェックとか書いてあり、ぶっちゃけ成功する奴いるのかよってレベルである。
まあ、そんな感じでロッタが大ピンチ。慌てて彼女を助けるべく動き出す一行。まずはギリがロッタの近くの岩にジャンプ。見事着地を決め、ここからグレイブで援護する構え。
ドーモはロッタにロープを投げるが、パニックに陥ったロッタは気がつかない。その間にリーチに吸いつかれてしまった。それを見たモーリッヒは事態は急を要するとみて、ロッタに直接引っかけ鉤を引っかけてしまう作戦に出る。これが功を奏し、ロッタに多少の怪我は負わせたものの、見事にロープを引っかけることに成功した。
その後、リラ、ドーモと協力してロッタを引っ張り寄せ、食らいついていたジャイアント・スティジアン・リーチを叩き潰して救出完了。もっとも大量の血を吸われてしまった(Conに6ダメージ)ロッタは真っ青な顔で倒れる寸前だった。
一方、一人ジャンプしたギリだったが、ロッタはロープに引かれて行ってしまった。このままでは助けにならないと、再びジャンプを敢行するも、助走が取れなかったせいで距離が足りず、ドボンと水たまりに落ちてしまった。Swimチェックにも失敗しジタバタしてると新たに獲物を発見したスティジアン・リーチ・スウォームが寄ってくる。他の面々はロッタを助けるのに手いっぱいなので、仕方なく自力で岸まで泳ぎ着くと必死で食いついたヒルをこそぎ落として命を取り留めた。もっともこの時点でConに8ダメージ受けており、HPは半減以下と言う状態だった。


!迷路の果て
これほどのダメージを被ったのだから、通常なら安全な場所に引き返してゆっくりと回復を待ちたいところだが、今回はそうもいかない。
何しろキングスホルムの街に戻るには、折角抜けてきた迷路を逆戻りしなければならないのだ。おそらく2,3回はモンスター召喚の罠に引っ掛かるだろうし、下手すればそれこそ死人が出るだろう。一行はこの辺りで休めそうなところを探すことにした。
恐る恐る進んでいくとわずかに開けた所に出る。部屋の奥には開いた落とし穴があり、中でハーフエルフの女性が倒れていた。まだ息があったので介抱して話を聞いてみると、彼女はリーラと名乗った。彼女はクセロンに雇われてここに来たのだが、クセロン達が罪もない村人を殺すのを見てすっかり怖くなり、逃げだすチャンスを伺っていたのだが、うっかり落とし穴に落ちて気絶してしまったらしい。クセロン達は彼女を見捨てて行ってしまったようだ。
彼女の話では、この先にはガーディアンのコンストラクタがいるが、多分クセロン達が倒しただろうということだった。また、この先に滝があって、そこから脱出できるとクセロンが言っていたらしい。
彼女の話では、この先にはガーディアンのコンストラクトがいるが、多分クセロン達が倒しただろうということだった。また、この先に滝があって、そこから脱出できるとクセロンが言っていたらしい。
彼女はここから逃げたいので同行させてくれと言ってきたので、まあ、別に邪悪ってこともなさそうだしって事で同行を許された。そういえばDetect Evilもしなかったね。お礼に差し出したLesser Restrationのポーションが好印象だったのかしら。
とにかくこの先に進むと敵がいるらしいということなので、やむを得ずここで一晩休むことに。特にモンスターに襲われることもなく無事に朝を迎えたのであった。

翌日、リーラのポーションのお陰でギリもだいぶ回復したので、進むことにする。隣の部屋には落とし穴があってギリが落ちたり、倒していなかったコンストラクタが襲ってきたりしたが、コンストラクタはクセロン達との戦いでHPが半減していたのと、落とし穴のせいで戦場がせまくなって上手くフランクできなかったせいであっさりやられてしまった。
翌日、リーラのポーションのお陰でギリもだいぶ回復したので、進むことにする。隣の部屋には落とし穴があってギリが落ちたり、倒していなかったコンストラクトが襲ってきたりしたが、コンストラクトはクセロン達との戦いでHPが半減していたのと、落とし穴のせいで戦場がせまくなって上手くフランクできなかったせいであっさりやられてしまった。


!ヴァラグキャンプ
どうにかコンストラクト達を倒してみると、部屋の奥に下りの階段がある。上から覗いてみると、一番下には辺りの石材を利用したバリケードが築かれているようだ。
これは敵がいるに違いない。そう思った一行がソロソロと階段を降り、バリケードの上から部屋を覗き込んでみると、見える範囲には敵の姿はない。リーラの言っていた滝であろう大きな水音が聞こえ、空気も湿っていることから滝が近いのであろう。
敵の姿がないのでよっこらしょとバリケードを乗り越えるモーリッヒ。特に注意も払わなかったので、またまた地獄の鬼でも目を覚ましそうな大きな音がする。しかし何も起きない。ひょっとして何もいないのか?
もちろん、そんなわけもなく、床にまき散らされた藁を気にしつつモーリッヒが歩を進めようとすると、突然1体のヴァラグが現れ、弓を射かけてきた。それはヴァラグのリーダー格の一人3Lvスカウトのマグルーグであった。遠くから射撃されまくっては勝ち目がないので、突撃を敢行するモーリッヒ。しかしそれは罠だった。まき散らされた藁の下には巧妙にマキビシが隠されており、足を負傷したモーリッヒは移動力が低下してしまう。しかも、今まで見えていなかったが、壁の陰に2体の雑魚ヴァラグが隠れており、一人突出したモーリッヒを血祭りに上げるべくシミターを振りかざす。
大ピンチに見えた戦局をあっさり覆したのはドーモだった。最近覚えた必殺呪文Blindnessがマグルーグに飛び、Fort +4しかないマグルーグは当然のようにST失敗。目が見えなくなってしまう。その後は20を連発した雑魚ヴァラグにギリが追い込まれたりはしたものの、主力を欠いたヴァラグ側に勝ち目はなく、多少嫌がらせでキュア・ポーションを飲み干したところで全員やられてしまった。
マグルーグは最後は逃げようとして隣の部屋の滝壺に落下するという映画のような最期を遂げた。


!滝つぼ
キャンプの隣の部屋には滝があった。一行は部屋の天井付近から覗きこむ形になっており、そこから壁沿いに階段が下っている。滝壺は現在地から約60'下にあり、落ちればただでは済まなさそうだ。先ほど落ちたマグルーグの死体は、すでに沈んでおり見えない。
階段は濡れており、大変滑りやすかったが、壁にガイドロープが設置してあったので誰か落ちるということもなく、下まで降りることが出来た。
下の方まで降りていくと、滝壺の中からなにやら不思議な雰囲気の男がこちらを見ているのに気がついた。男はシグルと名乗った。なんでもこの滝を守護しているフェイらしい。男はお前たちが私の滝壺にこの汚らわしい怪物を投げ込んだのか?と聞いてきた。どうもさっき落ちて行ったマグルーグのことらしい。一行が、いや、我々がそいつと戦っている時に、そいつが勝手に落ちたんだ(嘘じゃないよ)と答えると、シグルは機嫌が良くなった。
シグルはクレリックだったらしく、一行の傷を治してくれた。ちなみにホーリーシンボルも下げていたが、誰も分からなかった。DC10なのに。
一行はシグルからこの先の情報を聞き出そうとしたが、ただでは教えてやれないと言われてしまう。シグルは退屈していたらしくパーティーの誰かがレスリングで自分に勝ったら情報をやろうと言い出した。その代りシグルが勝ったらそいつの大切な物を貰うぞ、と。
これを受けて立ったのが、力自慢のギリだった。しかし勝負はシグルの圧勝に終わり、豪快なジャイアントスウィングから滝壺に投げ込まれたギリは、愛用のギザームを渡す羽目になった。
しかし、これでシグルは満足したらしく、良い勝負だったとか何とか言って、結局情報を教えてくれた。シグルの話を聞く限りでは、クセロン達がここを通っていったのは割と最近らしく、一行は追いつきつつあるらしい。また、迷宮内でやられたのか、ホブゴブリン達の数は確実に減ってきており、もはや一味は数人程度になってしまっているようだ。
思ったより有利な状況であることを知り、希望に顔を輝かせる一行。
しかし、シグルが言うにはこの先にはトゥーム・スパイダーと言う恐ろしい怪物が棲んでおり、善なる力を持った武器でなければ倒すのは容易ではないそうだ。
それを聞いた一行は、無理をせずここで一晩休むことにした。これにより経験点が清算され、全員4レベルに成長した。
また、リーラと、冒険はこりごりというロッタはここから帰ることになった。


!墓所入口
翌朝、一行が墓所に続く扉を開けると部屋の中は蜘蛛の巣でいっぱいだった。どうやらいきなり決戦になるようだ。うんざりした顔で扉を閉めた一行は、まずは言われたとおりAlign Weaponの呪文をモーリッヒとギリの武器にかける。その後、意を決して扉の奥へと踏み込んでいった。
しかし、トゥーム・スパイダーと戦う前にまずは前哨戦が待っていた。蜘蛛の巣の間に潜んでいた子蜘蛛達(トゥーム・スパイダー・ブルードスウォーム)と、トゥーム・スパイダーの犠牲者の哀れななれのはて、ウェブ・ミイラだ。そう、トゥーム・スパイダーは犠牲者の死体をおぞましいアンデッドに作り変えてしまう邪悪な化け物なのだ。
もっとも、ウェブ・ミイラはクセロン達との戦いでひどく傷ついていたため、あっさりと破壊されてしまう。しかし勝利に浮かれるのはまだ早い。ウェブ・ミイラの中に巣くっていた子蜘蛛達が飛び出して来て、新たなスウォームとなったのだ。しかもそれまで上階のバルコニーから様子を伺っていたトゥーム・スパイダーが参戦してくる。
粘着糸を吐きつけ、強敵とみてとったギリの動きを封じる。そこに群がる子蜘蛛達。こうして前衛を迂回して後衛をゆっくり料理する構えだ。
ここで再び活躍したのがドーモだった。Color Sprayで子蜘蛛達を気絶させると、またもBlindnessを唱える。トゥーム・スパイダーは1回はSTに成功したものの、再び放たれたBlindnessの前に、ついに盲目になってしまったのだった。つうかBlindness2回なんてひどいよ。
振動感知があるので、蜘蛛の巣に覆われたこの部屋にいる限り相手の位置は分かるのだが、ミスチャンスはどうしようもないし、何よりACがガタ落ちだ。もはや勝ち目はない。何とか逃げのびようと頑張るも、結局倒されてしまった。
もっとも、時間にしてみればほんの数分だったこの戦いで、一行は深く傷つき、リソースも消費してしまったので、現実世界でも良い時間だったこともあり、いったん引き返して休むことにした。

今回はここまで。次回、「大帝王の墳墓 完結編」